赤にピンクに紫もあれば、アプリコット色もある。
花色が変化するものもある。
実に多彩な色を持ち、しかも花はボリュームがあって見栄えもする。
そう、これがプリムラオブコニカです。
ところでみなさんはプリムラオブコニカの育て方はご存じでしょうか。
増やしてもみたいし、寄せ植えもやってみたいという方もいるかもしれませんね。
今回はプリムラオブコニカの育て方はもちろん、増やし方、花言葉や夏越しのことも大公開します。
目次
プリムラオブコニカとは?開花時期・特徴・花言葉について
さて今この記事を読んでいて、中には「プリムラは知ってるけど、プリムラオブコニカって何?」と、いう人もいるかと思います。
「プリムラオブコニカ」と、名前をさらっと言える人はかなりのプリムラ通です。
ということで「プリムラオブコニカ」を知ってる人も知らない人にも、どんな花なのかご紹介します。
プリムラオブコニカ(Primula Оbconica)は、サクラソウ科サクラソウ属に分類されます。
同じプリムラでも、ジュリアンやポリアンサがはっきりした色でこじんまりかわいらしくまとまっているとすれば、オブコニカはちょっと背丈もあって花びらも大きめ、上品な色で大人な感じがします。
もちろん品種によって違いはあるのですが、私がプリムラオブコニカに持つのはそんなイメージです。
地域によって多少の違いはあるのですが、花期は12月~4月になります。
かつては赤色が主流だったようですが、今は藤色などの淡い色系のもの、花色が変化する品種が人気なんです。
そしてプリムラオブコニカで知っておきたいのは、四季咲きの性質があるということです。
条件がよければ、1年のうちに何度も咲くということです。
涼しい土地なら、夏でも咲きます。
そんな魅力たっぷりのプリムラオブコニカの花言葉は、「しとやかな人」と「青春」です。
「しとやかな人は」、プリムラオブコニカがパープルやアプリコットカラーなどの淡い色が人気で、それが上品なイメージを連想させるためではと思われます。
「青春」については、冬から春にかけ、大輪の花をいっぱい咲かせるようすが、まさに青春そのものだからです。
そうそう、大事なことを書くのを忘れてました。
上品だけれどもプリムラオブコニカには、茎や葉からプリミンという毒素が分泌されています。
かぶれやすい人はくれぐれも取扱い注意です。
ここまでいかがでしょうか?
プリムラオブコニカのこと、もっと知りたくなったでしょう?
そして今、みなさんが気になってきたのは、育て方ですよね。
では、次はプリムラオブコニカの育て方について、取り上げていきます。
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プリムラオブコニカの育て方!植え付けや切り戻し等のコツ
ここからは上手くプリムラオブコニカを育てるには、どうしたらいいか?
コツや注意点を交えながら、ひとつずつ説明していきます。
①置き場所
プリムラオブコニカはプリムラ類の中でも丈夫、暑さにも強く日陰でも育ちます。
9月~10月は、戸外の日当たりのいい所に置きます。
とはいうものの、同じプリムラの仲間でもオブコニカは強い光が苦手です。
ポリアンサやマラコイデスが日に当たらないと、花の色が悪くなるのに対して、オブコニカは直射日光に当たり過ぎると、色があせてくるのです。
そのあたりを考えて、置き場所を決めてください。
11月~4月は、室内の明るい窓辺などに置きましょう。
プリムラオブコニカは乾燥に弱いので、暖房のない部屋ですね。
たまには外に出すとか窓を開けるなどをして下さい。
プリムラオブコニカは寒さには強いので戸外にも置けますが、寒風が吹き付けるような場所、日が当たり過ぎる場所は避けます。
5月~8月は戸外の風通しのよい半日陰で過ごさせます。
夏越しについては、後ほど詳しくご説明します。
以上、鉢植えを前提でお話しましたが、プリムラオブコニカは鉢植えだけでなく、花壇に植えることもできます。
花が咲いている間を楽しむだけなら、庭植えでいいのですが、夏越しをさせたいのであれば、やっぱり鉢植えがいいでしょうね。
②用土
プリムラオブコニカの花壇用の土は、腐葉土に堆肥を混ぜたものを使います。
詳しくは「④植え付け」を見てくださいね。
鉢植え用土は、赤玉土6腐葉土3パーライト1またはバーミキュライト1をブレンドしたものを使うのが一番です。
緩効性化成肥料を元肥でいれます。
※緩効性化成肥料とは、ゆっくりと長期にわたって効果がある化学的に合成された肥料です。
※元肥とは、植え付け時に土に混ぜ込む肥料です。
手持ちの草花用の培養土があれば、それにバーミキュライトを少々加えるのでもいいかと。
手近なものがあれば、それを使いましょう。
③種まき
花後に採取した種、または市販の種を5月~6月の梅雨明け前までにまくか、しばらく保管してから9月~10月にまくことになります。
まき時期は、地域によって多少ずれがあるかもしれませんね。
発芽するのは15℃~20℃の時なので、条件的には春が発芽しやすく、大きく育ちそうですが。
近年は異常気象で9月~10月でも暑く、どちらの時期にまいた方がいいのか、何ともいえませんね。
種の保管の手間がないのは、春まきです。
プリムラオブコニカの種まきのポイントは、
- 種まき後は覆土をしない
- 発芽まで用土を適度に湿らせた状態を保っておく
です。
詳しくは、増やし方のところで種取りから詳しくご説明しますので、そちらをご覧くださいね。
④植え付け
- 花壇植え
プリムラオブコニカを花壇植えにするなら、地域、その時の気候でも違ってきますが、10月中がベストな時期でしょうか。
一日のうち午前中だけ日が当たる場所がいいですね。
作業する1週間前には土づくりを終わらせておきましょう。
15cmほどの深さまで掘り起こして、堆肥と腐葉土を混ぜ込むと、固い土でもふかふかに。
鶏ふんを加えると、さらにいい土壌ができますよ。
根くずや小さい石ころなども、できたら取り除いておきましょう。
ここに植え付けるのは、株分けした苗、種まきで育てた苗も含みます。
種まきで育てた方は、本葉が5枚ほどついてくれば植え付けできます。
株分け、種まきについては、後からお話します。
葉と葉が触れ合わないように、植え付けましょう。
株が大きくなることを考えれば、12、13cmは間を空けて植えた方がよさそうです。
- 鉢植え
プリムラオブコニカの花つき苗は12月ごろから店頭に並びます。
一回り大きな鉢に、根鉢をくずさないように植え付けます。
私は割りばしを使って、隙間に土を詰め込んでいくやり方です。
枯れた葉はカットしましょう。
鉢はプラスチックより、素焼きやテラコッタをすすめます。
夏越しを目指すのなら、熱を通しにくい素材を選んだ方がいいのです。
また、プリムラオブコニカの花つき苗は、店頭に並ぶまでは温室で育ってきています。
寒さには慣れていないということになります。
もし戸外に鉢を置くなら、買ってすぐは夜は玄関に取り込むなどします。
徐々に寒さに慣らしてあげて下さい。
ちょっとしたことを怠って、葉がしおれていたりしたら悲しいですから。
株分けした苗、種まきで育てた苗も、できたら10月中には大きめの鉢に植え替えたいですね。
⑤肥料
花壇植えには緩効性化成肥料を、鉢植えには液体肥料または緩効性化成肥料を施します。
プリムラオブコニカの施肥のタイミングは2回です。
【開花中の施肥】
12月~4月の開花中はプリムラオブコニカにとっても体力を使う時期です。
いわば体力補給のための追肥になります。
リン酸(p)の成分がある液体肥料が開花中向きです。
ただし液体肥料をやり過ぎると、葉だけが茂ってしまいます。
実は私も液肥のやり過ぎで失敗したことがありました。
緩効性化成肥料を鉢のまわりに埋め込んでおくと、2~3ヶ月効果が続きます。
やり過ぎてしまいそうな人、やり忘れそうな人は、こっちがいいかもですね。
ただし花つきが悪くなったなどで、即効性があるのは液体肥料の方です。
【夏越しに備えての施肥】
地域により、以下、時期が少しずれたりするかもしれませんが。
4月からの施肥は、夏越しに向けての耐夏性を強化するためです。
カリ(k)分の多い肥料がいいでしょう。
7月と8月は肥料はあげません。
⑥水やり
プリムラオブコニカの水のやり方の基本は、土の表面が乾き始めたらやるです。
夏場も冬場も、乾かし気味の水やりです。
冬は日中の暖かい時間帯がいいですね。
花や葉に水がかかると、そこから腐れやすくなったり、泥が跳ねて病気にかかったりします。
ウォータースペースを作って、そこに流し込むなどして、上手に水やりしましょう。
ちなみに私は紙コップで、株の横から水をやっていました。
⑦剪定
剪定はありませんが、枯れ葉取りは花がら摘みがあります。
枯れ葉をそのままにしておくのは、見た目も悪いですが、何といっても株が腐るなど病気が広がる原因にもなるのです。
混みあった葉、傷んだ葉も株元の付け根から切り取ります。
風通しをよくして、プリムラオブコニカにいい環境を作ってあげましょう。
花がら摘みについては、最後の方で詳しく取り上げます。
⑧病害虫
プリムラオブコニカは風通しが悪く多湿の時に、病害虫が発生します。
- 灰色かび病(ボトリチス病)
プリムラオブコニカによくみられる病気です。
花がらや枯れ葉がたまったままだと、そこから風通しが悪くなり、発生しやすくなります。
灰色のかびがひどくなれば、やがて腐敗していきます。
ただちに被害にあった葉は付け根から取り除きます。
今はダコニールなどの長期に予防効果のある殺菌剤も出ています。
まずは、こまめに花がら摘みと枯れ葉取りをして、普段から株を清潔にしておきましょう。
- ハダニ
梅雨明けから夏場に発生しやすくなります。
葉の汁が吸われ、あんなに青々としていたプリムラオブコニカの葉が、あっという間に白抜けになります。
気が付いた時は遅く、葉の裏も虫でいっぱいです。
ハダニはいったん付くとどうしようもなく、残念ですが洗い流しても完全に除去できません。
私は3回薬剤を変えましたが、都度、耐性がついてしまいました。
予防のため、適度に葉の裏に水をかけておくのが一番ですね。
ここまで、一通りプリムラオブコニカの育て方についてご説明しました。
「案外、簡単かな」と思った方も、きっといらっしゃるかと思います。
そこで、次からは一歩進んで、増やし方についてお話していきます。
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プリムラオブコニカの増やし方!株分けや種まきのポイント
プリムラオブコニカを増やすには、株分けと種まきのふたつの方法があります。
まず、株分けから説明します。
- 株分け
プリムラオブコニカの株分けの適期は、地域によって少々差があるものの大体9月上旬~10月中旬、夏を越して新しい根もたくさん出てきた頃です。
①鉢から株を抜くと根がいっぱい回っています。
根を痛めないように軽くほぐします。
②まず、ざっくり2つに分け、さらに2つに分け、最後は1株ずつにします。
切り離しにくい場合はハサミでカットします。
こういう時、私はハサミをライターであぶって使います。
他の植物の病気や虫なども付いていることもあり、用心での消毒です。
③4号ほどの素焼きの鉢に、1株を植えます。
用土は赤玉土6腐葉土3パーライト1の混ぜたものを、隙間なく詰めます。
深く植え過ぎないように。
植え付けまで、根が乾かないように素早く作業するのもポイントです。
④たっぷりと水をあげて、株分け作業終了です。
新しく葉がでるまで半日陰に置きましょう。
- 種まき
適期は4月~5月で、株分け方と比べ一度にたくさんの株を増やすことができるのが種まきです。
プリムラオブコニカの種まきについて、種取りの段階から順を追って説明しましょう。
①種ざやが緑から茶褐色になってくると、自然に先が割れてきます。
②種がはじける前に作業です。
種ざやごと切り取って紙封筒に入れて、風通しのいい日陰に吊るしておくなどします。
1か月ほどで乾きます。
③乾くと種だけがこぼれ出るので、種だけを小袋に入れ替え、種まきまで冷蔵庫で保管します。
【まき床】
①プリムラオブコニカの種まき床には、バーミキュライトをすすめます。
バーミキュライトだと土壌伝染病などの心配がないからです。
もちろん市販の種まき用土も使えます。
②鉢は浅めの素焼き鉢やポリポットを用意。
土も鉢も清潔なものを使いましょう。
③種まきの前から、受け皿を使って潅水させます。
これを太陽に当て、また水を張り、また太陽に当てるを繰り返すと、いいまき床ができますが、実際、なかなかそこまでするのは根気がいりますよね。できる範囲で。
【種まき】
育て方のところでも触れましたが、プリムラオブコニカの種は5月~6月梅雨明け前までにまくか、9月~10月にまくことになります。
①【まき床】で用意した鉢土の全面に、種を平均してまきます。
覆土はしません。
その代わり、種が飛んでいかないように、新聞紙などで覆います。
新聞紙も飛ばないように、クリップなどで固定しましょう。
ちなみに私は、霧吹きで新聞紙も湿らせています。
②種まき後は、【まき床】でも書いたように受け皿に水を張って、吸水させます。
雨のかからない、明るい軒下がいいですね。
③条件にもよりますが、7日~10日で発芽してきます。
ここで、薄めの液体肥料を施すのもいいですね。
本葉が1~2枚になるまで、ピンセットを使って何度か間引きします。
バーミキュライトをまき床に使った時は、まったく肥料分がないので、発芽したら早めに培養土に移植します。
④本葉が5枚以上育ってきたら、花壇や鉢に植えつけになります。
あとは、育て方の「④植え付け」のところを、参考にして下さいね。
プリムラオブコニカの株分け、種まきでの増やし方をご説明しました。
もう増やし方はバッチリ、次にみなさんが関心があるのは何でしょうか?
やっぱり寄せ植え!・・・でしょう。
寄せ植えって、何だかわくわくしますからね。
そういうことで、今度はプリムラオブコニカの寄せ植えについてお話しましょう。
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プリムラオブコニカの寄せ植えのコツとポイント
プリムラオブコニカの花期は、地域にもよりますが、ほぼ12月~4月の冬から春のにかけての長い時期です。
いろいろな植物と組み合わせて、楽しむことができます。
同じ時期に入手しやすいものを、以下挙げてみました。
①プリムラ類
②ストック
③ボロニア
④スイートアリッサム
⓹シロタエギク
⑥ベアグラス
⑦クロマツ
⑧ヤブコウジ(センリョウ)
①のプリムラだけの寄せ植えは、日照や温度の条件が同じなので、そこはいいですね。
ただしプリムラは蒸れに弱いので、特にプリムラ同士は葉と葉が触れないように間を開けて植え付けます。
⓹シロタエギクは花も咲きますが、何といってもシルバーリーフが寄せ植えに使いやすいです。
⑦クロマツや⑧ヤブコウジを使うと、和風仕立てになります。
ヤブコウジは美しい赤い実をつける、縁起植物です。
寄せ植えをはじめる前に、鉢を並べて配置を決めます。
根鉢の深い植物を先に入れて、周囲に土を入れ、その上に次の植物を置きます。
そうすることで、表土が平らになります。
植え付け後はたっぷり水をあげて、しばらくは、西日が当たらない日当たりのよい場所に置きます。
プリムラオブコニカの寄せ植えには、厚めの素焼きの鉢がいいですよ。
厚めの鉢って、温度変化の影響を受けにくいのです。
プリムラオブコニカは寄せ植えにすることで、いっそう引き立つ植物です。
寄せ植え、楽しんでくださいね。
さて、せっかくきれいな花をつけたプリムラオブコニカ、来年もまた見たいですよね。
そのために大事なってくるのは、花が終わった後の花がら摘みです。
最後に、花がら摘みをはじめ、花が終わった後の作業についてお話します。
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プリムラオブコニカの花が終わったら?花がら摘み等のコツ
プリムラオブコニカの花が終わった後の作業は、いくつかあります。
それぞれ、ご説明しましょう。
【花がら摘み】
花がら摘みは、とても重要な作業です。
プリムラオブコニカの花は、1週間くらいのサイクルで次々に咲いていきます。
花がらをそのままにしておくと、やがて種が出来てきます。
種の方に栄養をとられてしまうと、次の花がきれいに咲かなくなるのです。
また、花がらをそのままにすると蒸れて、そこから病気が発生しやすくもなります。
花がら摘みを行うのはこういう理由からです。
花がらは付け根のところからカットします。
必ずハサミを使います。
無理に手で引きちぎると、茎から折れてしまいますよ。
【夏越し】【鉢増し】
プリムラオブコニカは多年草ともいえ、手入れ次第で、翌年も花を咲かせることができます。
しかしそのままでは、根が回って根詰まりを起こし、株が弱ってきます。
そのために、5月頃いったん、ひとまわりかふたまわり大きめの鉢に植え替える【鉢増し】をします。
プリムラオブコニカに快適に夏を過ごしてもらう作業ですね。
夏越しをさせたいなら、5月以降はできたらもう花を咲かせないことです。
花を咲かせることで、プリムラオブコニカはすごく体力を消耗します。
蕾を見つけたら摘み取ります。
花茎からカットしても構いません。
鉢増しを行う前に、必ず、花がらも枯れ葉も摘みとっておきます。
根鉢を崩さないように、丁寧に植えます。
鉢増しが終わったら、たっぷりと水をあげて、一週間ほど日陰に置いて根付かせます。
その後は直射日光を避けて、風通しのいい場所に置きましょう。
6月以降は、株だけでなく鉢も高温にならないようにします。
鉢ごと木の根元に埋め込んだり、二重鉢にする方法があります。
二重鉢は鉢内の温度の上昇を防ぐ効果があります。
※二重鉢とは、プリムラを植えた鉢を、さらに大きな素焼などの鉢にいれることです。
大きな鉢には、あらかじめゴロ石を敷いておきます。
プリムラの鉢との間にも用土を入れて二重鉢の完成です。
水はプリムラの鉢にも、外側の鉢にもあげます。
他にすだれやよしずを立てかけるなどして、温度を下げる工夫はいろいろありそうです。
是非、プリムラオブコニカの夏越し、成功させて下さいね。
それでは、プリムラオブコニカについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は冬から春を彩るプリムラオブコニカを紹介しました。
プリムラオブコニカには四季咲きの性質もあり、また茎や葉を触るとかぶれる場合があります。
強い光が苦手で、当たり過ぎると花の色があせてしまうことがあります。
増やし方は、株分けか種まきになります。
プリムラ同士の寄せ植えは、特に株の蒸れに注意します。
次の年も花を咲かせるため、花がら摘みをします。
しっかり面倒見て、毎年、美しい花を咲かせられたらいいですね。
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