ラムズイヤーの育て方や使い方を知っていますか?
ラムズイヤーそのものは知ってるけど、育て方までは知らないという方は少なくないかもしれません。
また、自分で育てていても、使い方やドライフラワーの作り方までは知らなかったという方もいると思います。
そんな方のために、今回はラムズイヤーの育て方とドライフラワーの作り方を詳しくご紹介します。
ドライフラワーだけでなく、他の使い方についてもお伝えしますので最後までぜひ楽しみにお読み下さいね!
目次
ラムズイヤーの育て方!株分けや植え替えのやり方は?
ラムズイヤーは「羊の耳」という意味の、観賞用として人気のハーブです。
表面がふわふわの柔らかく白い毛におおわれた楕円形の葉が特徴的で可愛らしく、爽やかな香りも合わせて癒されますよ。
なかなか周りに育てている人がいなくて、なんだか難しそう・・と思いがちですが、コツさえつかめば初心者にも簡単に育てることができますよ。
まずはラムズイヤーの育て方について、一緒に見ていきましょう!
【植え付け】
種の場合には3~5月・9~10月頃の植え付けが適しています。
土に指で穴をあけ、数粒ずつ蒔いていきます。
葉が6枚ほどになったら発育のいい芽を除いて剪定しましょう。
苗の場合も3~5月・9~10月頃の植え付けが適しています。
鉢植えの場合には苗より一回り大きめのポットを用意してくださいね。
地植えの場合には水はけがよく、風通しのよい涼しい場所を選びましょう。
季節が合っていればどんどん発芽し、成長してくれますよ。
【用土】
市販のハーブ用の土を使いましょう。
地植えの場合には、加えて植え付けの1週間前に石灰を混ぜこんで土を中世~アルカリ性にしておきます。
【水やり】
ラムズイヤーは乾燥した状態のほうが好むので、地植えの場合には根付いたら水やりは自然の雨に任せても大丈夫です。
鉢植えの場合には土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをしましょう。
【肥料】
地植えの場合は植え付けと同時に緩効性肥料を混ぜてあげます。
鉢植えの場合は育成期となる5月までの間に、液体肥料をあげましょう。
そこまで肥料は必要ではありませんので、なんとなく元気がなかったり育ちが遅いかな?と思ったときだけで充分ですよ。
【剪定】
「地植え」は、植え付けから半年~数年したら、株分けを兼ねて植え替えを行いましょう。
「鉢植え」は、時期は特に気にせず、混み合ってきたら株を分けてあげましょう。
株分けは3月~4月中旬、もしくは9月~10月が適しています。
地中で茎が分かれるところで1~3株程に分けて他の鉢や土に植えます。
我が家では梅雨前には剪定のついでにたくさん刈り取ってドライフラワーのスワッグを作っていますよ。
【害虫対策】
風通しが悪いとアブラムシが発生しやすいので気をつけましょう。
アブラムシをみつけたら、早めに殺虫スプレーなどで対処してくださいね。
【コツと注意点】
湿気に弱く、湿った環境だと根腐れしやすくなります。
とにかく乾燥気味に育てるよう、注意してくださいね。
いかがでしょうか?
湿気に気をつければそこまで手がかからないので、ガーデニング初心者さんにも安心ですよね。
ところで、自分で育てたラムズイヤーは、せっかくなので綺麗に飾って長く楽しみたいと思いませんか?
そこで、続いては、ラムズイヤーのドライフラワーを作る方法と、活用方法をお伝えします。
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ラムズイヤーのドライフラワーの作り方と活用方法は?
それでは、早速ラムズイヤーのドライフラワーの作り方からご説明しましょう。
まずは、ドライフラワーにするために、ラムズイヤーの花が咲き終わったら早めに茎の付け根から切り落とします。
一番簡単なのは風通しの良い「半日陰」に、吊るして乾かす方法です。
麻紐などで優しく縛り、1~2週間吊るしましょう。
夏場よりも、秋冬のほうが乾燥スピードは早いです。
あまり時間をかけたくない方には「電子レンジ」でつくるドライフラワーもおすすめです。
まず、耐熱容器のうえにラップをせずにラムズイヤーを置き、1分ほど加熱します。
熱がある程度冷めたらまた加熱、を3回程度繰り返しましょう。
レンジにかけすぎるとコゲてしまうので注意してくださいね。
ドライにする過程で葉が丸まってしまっても、「あて布」をして低温でアイロンをかければ伸ばすことが出来ますよ。
ドライフラワーにしたラムズイヤーは、丸みを帯びた銀の柔らかい葉としてスワッグなどに重宝します。
どんな植物とも相性が良く万能に使えますが、ラムズイヤー単体でも優しくシンプルでとってもお洒落に仕上がりますよ。
特にスワッグは、ドライにする前にまとめて麻ひもで束ねてしまえば簡単にアートになるので手間も掛からず一石二鳥。
我が家でも庭に咲く他の植物たちと合わせて束ねて飾っています。
みなさんもぜひラムズイヤーのドライフラワーをつくってみてくださいね。
ドライフラワーとして万能なラムズイヤー。
ところで他の使い方が気になりませんか?
また、ハーブであれば食べることはできるのでしょうか?
ここからは、そんなラムズイヤーの使い方や疑問について一緒にみていきましょう!
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ラムズイヤーの使い方!食べることは出来るの?
ラムズイヤーのドライフラワーで長く楽しめることはわかったけれど、他に使い方はないのかなと気になっていませんか?
また、あの白くてふわふわの葉は食べられるのかな?と疑問に思う方も少なくないですよね。
実は、ラムズイヤーはシソ科のハーブではありますが、食用としては使われていません。
あ、正確に言うと「食べられなくはないが、食べてもメリットは少ない」ということです。
特に強い香りや効能などが無く、食用よりも寄せ植えの土部分を隠すグランドカバーとしての役割のほうが活かせることが理由です。
ラムズイヤーは地を這うように、枝を全方位に広げて育っていきます。
土の部分を見えなくすることで、寄せ植えやお庭の見栄えだけでなく雑草除けとしても大いに活躍してくれるんですよ。
また他の使い方として、ラムズイヤーの葉や花はポプリにすることもできます。
ラムズイヤー自体は香りが強くないので、芳香剤が苦手な方にもおすすめですよ。
では、ポプリに作り方を見て行きましょう。
ラムズイヤー使い方!ポプリを作ってみよう
【準備するもの】
- ラムズイヤーの葉
- ザル
- 袋
- 容器
- 精油
1、葉を重ならないようザルに並べ、10日ほど乾燥させる。
2、袋に1と精油を入れ、優しく振って馴染ませる。
3、袋を密閉して2週間ほど暗所に置く。
4、容器に移して完成です。
ラムズイヤーの控え目で優しい香りに癒されますよ。
我が家ではドライフラワーで落ちてしまった葉を使ってポプリを作っています。
簡単にお洒落な飾りになってくれるのでおすすめですよ。
また、生花を長期保存できる「プリザーブドフラワー」も簡単に作ることができます。
ポプリよりも少し手間は掛かりますが、他のお花と一緒にリースなどに加工すると新鮮さを活かして飾ることができますよ。
ここからはプリザーブドフラワーの簡単な作り方もご紹介します。
ラムズイヤーの使い方!プリザードフラワーもおすすめ
【準備するもの】
- グリセリン溶液 200ml
- 熱湯 400ml
- バットなどの器
- ラムズイヤーの葉(好きなだけ)
- ザル
1、バットにグリセリンと熱湯を入れ、混ぜ合わせます。やけどしないように注意してくださいね。
2、1にラムズイヤーの葉を重ならないように浸け、ラップをして3日ほど放置します。
溶液は1:2の割合であれば量を増やしても問題ないですよ。
3、葉を取り出し、ザルの上で丸一日乾燥させます。風通しのいい場所で乾かしたら完成です。
お花でプリザーブドフラワーを作るときは着色することが多いと思います。
ですが、ラムズイヤーの場合はそのままの白いもこもこを活かしたいので手順を簡略化します。
リースにそのまま挿してもお洒落になり、簡単に長い間楽しむことが出来ますよ。
みなさんも是非、色々な楽しみ方が出来るラムズイヤーを育てて活用してみてくださいね。
それでは、ラムズイヤーについていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめます。
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まとめ
今回は、ハーブのラムズイヤーについてお伝えしました。
ラムズイヤーの育て方のポイントは、湿気を嫌うので、風通しの良い場所で乾燥気味に育てます。
数年で株が混み合ってきたら株分けに挑戦しましょう。
ラムズイヤーのドライフラワーは吊るすことで簡単につくることができます。
また、手軽にお洒落に飾りたいひとは、他の植物と一緒にスワッグにしてまとめてしまいましょう。
ラムズイヤーのドライフラワーはリースにしてもお洒落に仕上がりますよ。
他にもポプリやグランドカバーとして活躍してくれる、優秀なハーブです。
あなたも是非、白くてフワフワの、可愛らしいラムズイヤーを育ててみてくださいね。
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