デージー種類と花言葉!育て方・増やし方・夏越し等のコツは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

春に小さなお花をたくさん咲かせて私たちを楽しませてくれるデージー。

種類も豊富で寄せ植えや花壇など、さまざまなシーンで活躍するお花ですよね。

 

そんなデージーにはどんな花言葉があるのでしょうか?

また、育てやすいデージーですが、増やし方や夏越しなど、コツやポイントはあるのでしょうか?

 

今回はデージーの種類や花言葉、育て方、増やし方、夏越しなどのコツについてお伝えしていきます。

デージーとは?種類がある?花言葉は?

デージーはどんなお花なのでしょうか?

 

小さな菊やマーガレットのようなお花が咲くデージーは、キク科ヒナギク属のお花で、和名をヒナギクと言います。

また、ヨーロッパや地中海沿岸を原産地とするお花で、日本には明治時代初期に渡来しました。

 

本来は多年草ですが、暑さに弱いため日本では一年草として扱われています。

お花は12月下旬~5月上旬と長い間楽しめ、冬〜春のお庭や花壇に彩りを添えてくれますよ。

 

デージーというと白いお花のイメージですが、他にもピンク、赤、紫、これらの複色などがあります。

古くから愛されてきたデージーは品種改良も盛んに行われていたため、種類も豊富なんですよ。

 

代表的な種類をご紹介していきますね。

 

【チロリアンデージー】

直径5cmほどのピンク系の大輪で、花芯が小さく全体的に丸いお花が咲く品種です。

花付きも良く、見栄えもするので人気の品種です。

 

【イングリッシュデージー】

一重咲きの白いお花が清楚な印象で、小さなマーガレットのような形をしています。

丈夫で育てやすく、野趣あふれる姿で、花壇など、広いところでたくさん咲いていると、とても目を引きます。

 

【ポンポネット】

古くからヒナギクとして親しまれている品種で、デージーといえばこのお花が思い浮かぶ方も多いかもしれません。

白やピンク、赤など色も豊富で可愛らしい雰囲気が魅力的です。

 

【ベラデージー】

他のデージーと違い、開花するのに低温に当たらなくてもいい品種なので、早冬から開花します。

お花の雰囲気はポンポネットによく似ていますが、花付きがいいのが特徴です。

 

ところで、色も種類も豊富でさまざまな魅力があるデージーには、どんな花言葉があるのでしょうか?

デージー全般の花言葉は、「純潔」「美人」「平和」「希望」です。

 

これらはデージーの学名、Bellis perennisが、ラテン語で美人を意味する「bellus」が語源となっていることや、デージーが日が当たると花を咲かせる様子に由来しています。

春の光の下で可憐なお花を咲かせるデージーにぴったりの花言葉ですね。

 

さて、そんな春らしく美しい花言葉を持つデージーは、どのように育てたらいいのでしょうか?

次はデージーの育て方について、詳しくお話ししていきます。

 

関連記事

 

デージーの育て方!種まき・水やり・剪定などのコツは?

それではデージーの育て方について、項目別にコツやポイントも含めてご説明していきます。

 

【種まき】

デージーの種は8〜9月頃、お盆を過ぎて少し暑さが落ち着いたお彼岸の頃にまいていきます。

種は小さいので、市販されているものは粘土などでコーティングされたペレット種子で売られている物が多いですよ。

 

光を好む種なので、ピートバンなどの種まき用土にばら撒きし、覆土はしないで底面吸水で水を与え、明るい日陰で管理します。

3、4日と比較的早く芽を出し、1週間ほどで双葉も開きます。

 

少しずつ日に当てていき、1ヶ月ほどして本葉が2、3枚になったら育苗箱に、さらに葉が触れ合うようになってきたらポットに仮植えしましょう。

葉が10枚ほどに増え、ポットに根が回ったらいよいよ定植です。

 

【植え付け】

植え付けは9月下旬〜11月上旬に行います。

日当たりが良いところで、冬は霜に当たらないところに植えてあげましょう。

 

鉢植えは冬の間だけ軒下に移してもいいですし、地植えの場合はマルチングやビニールテントなどでなどで霜除けしてもいいですよ。

あまり大きく広がるタイプではありませんが、風通しをよくするために、15〜20cmくらいの間隔で植えるといいですよ。

 

また、移植に強く、根がよく伸びる性質があるので、植え付け時にポットの中で根が巻いているようなら、少しほぐしてから植えてくださいね、

 

【用土】

水はけと通気性がよく、適度な保水性もある土を好みます。

鉢植えの場合は、一般的な草花用土か、赤玉土:腐葉土:牛ふん堆肥=5:4:1で混ぜた土を使います。

 

地植えにする場合は、腐葉土や堆肥をすき込んで、良く耕しておきましょう。

また、酸性を嫌いますので、1m2あたり100gの苦土石灰を混ぜておくと、生育しやすくなりますよ。

 

【水やり】

乾燥しすぎると弱るので、鉢植えは土が乾いたらたっぷり与えてください。

地植えは基本的に雨におまかせして大丈夫ですが、乾燥した日が続き、地割れを起こすような時は、暖かい時間帯に水を与えてください。

 

【肥料】

苗の段階から開花期まで、多肥を好みます。

種まきした時は、ポットに仮植えしている時に、2週間に一度、液体肥料をあげます。

 

植え付け時には元肥として用土に緩効性肥料を混ぜておきます。

その後、生育期間中は真冬を除き、定期的に液体肥料を与えて追肥していきます。

 

【開花中のお手入れ】

茎を長く伸ばすわけではないので、剪定は不要です。

ただ、花が終わると萎れて黒っぽくなってくるので、見た目UPと病害虫予防のために、花がらを茎ごと根元から摘むようにしてください。

 

【病害虫】

春になるとアブラムシがつくことがあります。

早期発見、早期除去が基本ですが、私は根から吸収するタイプの殺虫剤をまいておいて予防に努めています。

 

また、秋になるとヨトウムシの被害に遭うことがあります。

こちらも見つけ次第、除去するか殺虫剤を散布します。

 

ヨトウムシは「夜盗虫」と書く夜行性の幼虫なので、夕方以降が発見しやすいですよ。

 

ここまでデージーの育て方についてご紹介してきましたが、デージーを種以外で増やす方法はあるのでしょうか?

次はデージーの増やし方についてお話ししていきます。

 

関連記事

 

デージーの増やし方!挿し木や株分けができないって本当?

デージーの育て方のところでお話ししたように、デージーは種をまいて増やすことができます。

それでは、挿し木や株分けなど、他の方法で増やすことはできるのでしょうか?

 

残念ながら、デージーは挿し木には向いていないお花です。

というのも、デージーは花が咲く茎と、地面から直接出るような葉で構成されているので、挿し木にするような茎が採取できないんです。

 

また、デージーは根をいじられることを嫌うので、株分けもあまり向いていません。

 

また、デージーは夏の暑さに弱く、株分けできたとしても夏越しができずに枯れてしまうことが多いので、その点から見ても、株分けには向いていないお花なんです。

デージーは開花後、花がらを摘まずにそのままにしておくと、種ができます。

 

ただ、この種もとても小さいので、なかなか採取するのが難しいんです。

デージーを確実に増やしたいときには、毎年新たな苗や種を購入する方が確実と言えそうです。

 

株分けや挿し木で増やすのが難しいデージーですが、寄せ植えにするとまた違った魅力が出てくるお花です。

 

次は可愛らしいデージーを、今度は寄せ植えで楽しむ方法についてご紹介していきます。

 

関連記事

 

デージーの寄せ植え!コツやポイントは?

冬から春にかけて明るい色で丸くてかわいい花を咲かせるデージーは、寂しくなりがちなこの時期の寄せ植えにぴったりのお花です。

 

冬の寄せ植えの定番、パンジーやビオラ、ガーデンシクラメンなどとの相性は、もちろん抜群ですが、他にはどんなお花と組み合わせたらいいのでしょうか?

 

今ここであげたお花は、デージーと似たような株姿なので、これらのお花とだけ組み合わせると、メリハリがない寄せ植えになりがちです。

 

そこで、少し背が高いチューリップやアネモネ、スイセンなどの春の球根植物と組み合わせると、ボリュームが出て素敵です。

おすすめは初冬に、寄せ植えの鉢に下の方、デージーなどの株の下に、春咲きの球根を植えておくことです。

 

こうすると、冬はデージーやパンジーなどの寄せ植えを楽しみ、春にはそこにチューリップなどをプラスした寄せ植えが楽しめますよ。

また、この他にも性質がよく似たローダンセマムやネメシア、ストックやスイートアリッサムなども好相性です。

 

ところで本来は多年草のデージー、夏越しはできるのでしょうか?

次はデージーの夏越しについてお話ししていきます。

 

関連記事

 

デージーは夏越しできる?コツや注意点は?

一般的に、デージーは夏の暑さに弱く、蒸れて枯れてしまうことがほとんどなので、夏越しは難しいとされています。

ただ、「デージーの夏越しができた!」という声を聞くこともありますよね。

 

みなさん、どのようなことに気を付けて夏越しされているのでしょうか?

成功した方の声をまとめてみると、2つの共通点があることがわかりました。

 

1つは地植えではなく鉢植えにしていることです。

鉢植えで育てているので、夏の暑い時期は涼しい木陰に移動したり、場合によっては室内で管理したりされていました。

 

2つ目は、花が咲き終わったらこまめに花がらを摘み、枯葉を除去したり、葉を摘んで減らし、風通しよくしてから夏越しされていました。

お住まいの地域の気候にもよるので、成功しない可能性もありますが、この2つのポイントをふまえて、夏越しにチャレンジしてみてもいいですね。

 

それでは、デージーについて最後にまとめましょう。

 

関連記事

 

まとめ

今回はデージーの種類や花言葉、育て方や増やし方、夏越しのコツなどについてご紹介しました。

 

12月下旬~5月上旬に小さなマーガレットのようなお花が咲くデージーはキク科ヒナギク属のお花で、チロリアンデージー、イングリッシュデージーなどの種類があります。

花言葉は「純潔」「美人」「平和」「希望」です。

 

デージーはお彼岸の頃に種まきし、9月下旬〜11月上旬に日当たりが良く水はけ、通気性と保水性があるところに植えつけます。

多肥を好みますので、生育中は定期的に肥料を与えてください。

 

デージーは株分けや挿し木で増やすのが難しいので、種で増やします。

寄せ植えはパンジーやビオラ、チューリップやローダンセマムなどと相性が良いです。

 

デージーは多年草ですが、夏の暑さに弱く夏越しするときは鉢植えで涼しいところに置き、風通しを良くします。

初冬~春に可憐なお花を咲かせるデージー、種類も豊富で育てやすいお花なので、花壇や寄せ植えなど、色々な場所で楽しんでみてください。

 

あなたが育てたデージーの話もぜひ教えてくださいね~^^

 

おすすめ記事

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*