エシャロットのレシピと栽培方法は?保存方法はどうするの?

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エシャロットというハーブを聞いたことがあるでしょうか?

エシャロットは玉ねぎの仲間。
で、見た目も玉ねぎを小さくしたような感じで、ベルギーエシャロットという別名もあるんです。

 

エシャロットってあまり聞いたことがないんだけど、

  • どんなハーブなの?
  • 料理のレシピや栽培方法は?

と思われる方も多いのではないでしょうか。

 

知らないだけで、実は使いやすいという事に気づくことができれば、ご自宅でも育ててみたくなるかと思います。

そこで今回は、エシャロットのレシピと栽培方法、保存方法についてお伝えしていきます。

 

エシャロットレシピの人気は?生や酢漬けがおいしいって本当?

エシャロットは、玉ねぎとにんにくをまろやかにしたような特徴的な味で、様々な料理に活用することができます。

臭み取りや香りづけによく使われ、海外ではとても有名な野菜なんですよ。

 

日本でいう薬味というポジションで使われることが多いですね。
なので、メインで食べる料理はあまり見かけませんが素材を引き立てるのによく使われています。

 

生でドレッシングに使うのもよし、加熱してソースの香りづけに使うのもよし、
長期間楽しむ方法として酢漬けという使い方もあるんです。

 

ここでは、私が家でよく作る簡単な料理3つと、エシャロットの酢漬けのレシピをご紹介します。

どれも簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

 

アサリの酒蒸しエシャロット風味

材料

  • あさり 200g
  • 日本酒 50㏄
  • バター 20g
  • エシャロット 10~20g
  • 万能ねぎ 適量

 

続いて、作り方を説明しましょう。

  1. アサリはよく洗って砂抜きをしておく
  2. フライパンにみじん切りにしたエシャロット、あさり、日本酒を入れフタをして中火にかける
  3. アサリのふたが空いたところで火を止め、余熱でバターを溶かす
  4. お好みで彩りに万能ねぎを散らして出来上がり

 

私が家で作る時一番作る料理をご紹介しました。

エシャロットが一番相性がいいのは貝類なんです。

ニンニクでは強すぎるなぁという時にぜひ使ってみてくださいね。

 

では、次は白身魚に行ってみましょう。

 

白身魚のソテー エシャロットのソース

材料(2人分)

  • 鯛やヒラメなど白身の魚 2切れ
  • 塩コショウ 適量(魚の下味用)
  • 白ワイン 150㏄
  • 水 50㏄
  • 白ワインビネガー 30㏄
  • バター 30g
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 生クリーム 20㏄
  • コンソメ顆粒 2g
  • 砂糖 ひとつまみ
  • 塩コショウ(味を整える用)

 

それでは、作り方です。

  1. 魚に塩コショウで下味をつけ、オリーブオイルでソテーしておく
  2. エシャロットは細かめのみじん切りにする
  3. フライパンにオリーブオイル、エシャロットを入れ焦がさないように炒める
  4. 白ワインと白ワインビネガーを入れ、煮詰まってきたら水を加える
  5. コンソメを加え、混ぜながらバターを少しずつ加える(混ぜながら分離しないように)
  6. 砂糖ひとつまみと仕上げに生クリームを加えてとろみがつくまで煮詰める
  7. ①でソテーした魚にソースをかけて出来上がり

 

見た目をきれいにしたい場合は、④の段階でソースを裏ごしすると滑らかになりますよ。

私は、あえてゴロゴロしたソースが好きなので、裏ごしはしていませんが、お好みでチャレンジしてみてくださいね。

続いて、ローストビーフサラダのエシャロットドレッシングをご紹介します。

 

ローストビーフサラダ エシャロットドレッシング

材料(2人分)

  • 市販のローストビーフ 200g
  • レタス 1/4個
  • ベビーリーフ 1パック
  • ミニトマト 5個

 

ドレッシングの材料

  • エシャロット 2個(みじん切り)
  • オリーブオイル 50ml
  • 白ワインビネガー(なければお酢) 大さじ1
  • 粒マスタード 小さじ2
  • 塩コショウ 適量
  • はちみつ 小さじ1

 

では、作り方に行ってみましょう。

  1. 野菜はよく洗い、レタスは一口大にちぎりミニトマトは半分の大きさに切る
  2. ドレッシングの材料を混ぜ合わせる
  3. ローストビーフをのせたサラダにドレッシングをかけてできあがり

 

エシャロットのみじん切りを入れることでよりさわやかな香りを楽しむことができます。

市販のサラダがワンランクアップしたような風味になりますよ。

 

大きいお皿にサラダを少し盛り付け、お皿の空いた部分にドレッシングをかけると一気におしゃれな料理になります。

では、最後にネットでも良く取り上げられているエシャロットの酢漬けです。

 

エシャロットの酢漬け

材料

  • シャロット 10~15個
  • 酢 300㏄
  • 砂糖 250g
  • だし昆布 5㎝ほど
  • 赤唐辛子 1本

※漬ける瓶は前日に煮沸消毒を行ってくださいね

 

では、作り方です。

  1. エシャロットは皮をむき、大きいものは半分に切る
  2. 鍋に調味料を入れ、砂糖が溶けるまで加熱する(日持ちのため一度沸騰させましょう)
  3. 漬ける瓶にエシャロット、甘酢、種を取った赤唐辛子、昆布を入れてフタをします
  4. 1か月ほど冷暗所でつけると完成です

 

そのまま食べてもいいですし、みじん切りにしてタルタルソースに使ってもおいしいですよ。

エシャロットを使ったレシピを3つと、長期保存のための酢漬けのレシピをご紹介しました。

 

あまり使い慣れないと、どう使って良いか不安になることもあるかと思います。
でも、最初はにんにくの代わりとして使ってみると使いやすいですよ。

 

一度使ってみると、にんにくよりも好きだという方も多いです。

 

また、その使い勝手の良さから自宅でも育ててみたいという方もたくさんいらっしゃいます。
ですが、育て方を全く知らないとなかなか育ててみようとは思えないですよね…。

そんな方のために、エシャロットの栽培方法についてもお伝えしていきますよ。

 

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エシャロットの栽培方法!増やし方のポイントは?

エシャロットの原産地は中国で、国内産はほぼなく、外国から輸入されているものが多くを占めています。

見た目は玉ねぎに近く、皮をむいてみると白っぽい所までは似ているのですが、二つ以上に分かれるという特徴がありますよ。

 

そんなエシャロットはすごく丈夫なので、
やせた土地でも立派に育ちますし初心者でも簡単に育てることができます。

 

では、育て方のポイントを、7つに分けてお伝えしていきます。

7つとも大事なポイントになるので、おいしいエシャロットを育てるためにしっかりとチェックしてくださいね。

 

(1)用土

エシャロットは高温多湿を嫌うので、水はけのよい土を好みます。

市販のものを使う場合は野菜用の培養土を用います。

 

(2)置き場所・日当たり

日当たりの良い風通しの良い場所を好みます。

よく育つ適温は18℃~22℃なので、冬の間は室内に置くようにしましょう。

 

(3)植え付け

エシャロットは種から育てることもできますが、種球という小さな球根から育てることが多いです。

種球は変色しておらずしまりのあるもの、表面に傷がないものを選ぶようにしましょう。

暑さに弱いので8月下旬から9月中旬にかけての時期に植え付けを行います。

 

植え付けの方法は以下の通りです。

  1. プランターに土を入れる
  2. エシャロットの種球を芽の部分を植え向きにして深さ5㎝くらいの所に植える
  3. 種球の間は10~20㎝程間隔を空けるようにする
  4. 日の当たるところに置き、芽が出るまでは水をたっぷりあげる

小さいものを育てたい場合は種球を2~3個まとめて植え、大きいものを育てたい場合は1つずつ植えましょう。

 

(4)水やり

芽が出た後は水の量を控えめにします。

土の表面が乾いたのを確認したらたっぷりあげるようにしましょう。

水をあげすぎると種球が枯れてしまう事があるので注意してくださいね。

 

(5)肥料

飢えてから月1回ずつ1株につき大さじ1程度の化学肥料をあげるようにしましょう。

 

(6)収穫

地上に出た葉の部分の6~7割が倒れてくる5~6月あたりの時期に収穫します。

株の周りを軽く掘り起こし、葉をつかんで優しく引き抜きましょう。

時期を逃すと固くなってしまうので気をつけましょうね。

 

収穫後はすぐ使ってもいいのですが、使い切れない場合は日陰で1~2日ほど乾燥させると日持ちがするので長く楽しむことができます。

 

連作障害に注意しましょう

連作障害とは、同じ種類の野菜を同じ場所で育て続けると野菜の生育や収穫量などが低下することを言います。

私もエシャロットを自宅で植えた時2年目にこの現象が起きてしまいました…。

エシャロットや長ネギ、ニラなどのユリ科の作物は特にこの連作障害が起こりやすいとされています。

一度植えたところは期間を2~3年空けるようにするといいですよ。

 

増やし方のポイント

エシャロットは収穫して乾燥させておいたものを種球としてもう一度植える事で増やすことができます。

詳しい方法は上に書いてある植え付けの所を参考にしてみて下さいね。

 

エシャロットとエシャレット?よく似た名前の別の野菜があります!

「エシャロット」と調べると、よく似た名前の
「エシャレット」というものが検索されることってありませんか?

これは、よく似ている名前なのですが、実は「別の野菜」なんです。

 

エシャロットは、小さい玉ねぎのような茶色く丸い形をしており、
エシャレットは、らっきょうのように白く細長い形をしています。

 

ちなみに、エシャレットは、見た目の通り、らっきょうを早めに収穫したものなので間違えないように気をつけましょうね。

エシャロットは寒さに強く、すごく丈夫なハーブなので初心者でも簡単に育てることができます。

多湿の環境には弱いので、水のあげすぎには気をつけるようにしてくださいね。

 

また、エシャロットやネギ、ニラなどのユリ科の植物は、
2年連続で同じ場所に植えてしまうと育ちが悪くなる連作障害という現象が起こります。

 

連続で植える場合は場所を少しずらすなど工夫が必要なので注意しましょう。

 

一度エシャロットを植えると、食べる以上にたくさん収穫できることがありますよね。

そんな時のために、続いてはエシャロットの保存方法についてお伝えしていきます。

 

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エシャロットの保存はどうする?日持ちはするの?

ご自宅で育てたエシャロットは使い切ることができればいいのですが、量によってはなかなか難しい事もありますよね。

ですが、エシャロットはもともと保存性のいいハーブとは言えないんです。

長持ちさせるポイントとしては、収穫後日陰で2~3日乾燥させることです。

 

また、上でご紹介した酢漬けなどでも楽しむことができるので、ぜひ参考にしてくださいね。

ここでは、そのままの状態で保存する場合の保存方法と保存期間についてご紹介していきます。

 

常温保存の場合

エシャロットは、収穫後も湿気に弱いところは変わりません。

その為、常温で保存する場合は新聞紙で包んで風通しの良い冷暗所に置きましょう。

 

ですが、暑さで傷むことがあるので常温で保存できるのは冬の間となっています。
冬の間でも1週間程度で消費するようにしましょうね。

 

冷蔵保存の場合

冷蔵庫で保存する場合も常温の時と同じくひとつずつ新聞紙で包みます。

新聞紙で包んだものをビニール袋や保存袋に入れて野菜室に入れましょう。
臭いが気になる方は口を軽く閉めると良いですよ。

冷蔵保存とはいえ日持ちは1週間ほどです。
洗ってしまった場合はさらに短く3日ほどで傷んでしまう事もあるので注意しましょう。

 

冷凍保存の場合

1週間では消費しきれないという方には、冷凍保存をおすすめします。

フレッシュなものと比べてどうしても香りは弱くはなってしまいますが、使い勝手はよくなるので利用状況によって決めてくださいね。

冷凍保存する場合は、皮をむいてみじん切りにしてしまうとそのまま使うことができるのですごく便利です。

冷凍では1か月ほど保存することができますが、なるべく早めに使い切るようにしてくださいね。

 

それでは、エシャロットについて最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、エシャロットのレシピや栽培方法、保存方法についてご紹介しました。

エシャロットは玉ねぎとにんにくの中間のような風味を持ちます。

ここで紹介したレシピは3つ

  • アサリの酒蒸しエシャロット風味
  • 白身魚のソテー エシャロットのソース
  • ローストビーフサラダ エシャロットドレッシング

でしたね。

 

丈夫なハーブなので、比較的初心者にも簡単に育てることができます。

ご紹介した7つのポイントを押さえながら、水のやりすぎには注意して育ててください。

 

香りが気になることもあるので初めて食べる場合は加熱した方が食べやすいかもしれません。

ほんの少し使うだけでもいつもの料理が変わるのでぜひご自宅で常備してみてくださいね。

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