女性に人気のローズヒップティーですが、どんな効果があるのかご存知ですか?
実は、私たちにとって、とても嬉しい効果が色々とあるんですよ。
作り方を知れば、自家製のローズヒップティーも作れちゃいます。
自分で育てるとさらにおいしいので、栽培方法だって知りたくなりますよね。
今回は、ローズヒップティーの効果と作り方、栽培方法についてお伝えしていきます。
ローズヒップティーの効果は?味や香りはどんな感じなの?
ローズヒップティーの元となるローズヒップとは「バラの実」のことというのは、ご存知でしたか?
広い意味では、バラの実はすべてローズヒップ。
ですが、お茶にするローズヒップは主にドッグローズ(イヌバラ)という品種のものが使われています。
ローマ時代には、狂犬病の薬として使われたことから、ドッグローズという名がついたんだとか。
今は、狂犬病の薬に使われることはありませんが、いろいろな効果のあるハーブティーなんですよ。
ローズヒップティーの効果としてまず注目したいのが、美肌効果です。
ローズヒップは複数のビタミンを豊富に含んでいて、これがお肌にとても良いんです。
特に豊富なのがビタミンCです。
ビタミンCは、シミの防止といった美肌効果はもちろん、免疫を高めて風邪の防止にもなります。
これがなんとレモンの20倍も含まれているんですよ。
すごいですよね!
私は日焼けしたなぁと思った時は、ローズヒップティーをアイスにして、ごくごく飲んでシミ予防にしています。
次に注目すべきなのは「ビタミンP」です。
あまり聞きなれないビタミンかもしれません。
ですが、ビタミンCを助ける効果があるほか、中性脂肪を分解してくれたり、老化の元になる活性酸素を除いてくれる効果もあるんです。
それから、ローズヒップには、ビタミンAとビタミンEも含まれています。
これらは肌の代謝を良くする効果があると言われています。
美肌効果以外にも、ローズヒップが持つポリフェノールによる脂肪燃焼作用や、食物繊維を多く含むことから便秘の解消などにも効果が期待できます。
そんなローズヒップティーの味は酸味があり、香りは強くなくほのかに甘酸っぱい香りがします。
こんな様々な嬉しい効果があるローズヒップティーはどのように作るのでしょうか。
酸っぱい味というのもちょっと気になりますよね。
次はローズヒップティーの作り方とおいしい飲み方についてお伝えしていきましょう。
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ローズヒップティーの作り方と飲み方!組み合わせが良いのは?
ローズヒップティーは市販されているものもありますが、生の実が手に入れば、手作りすることもできるんですよ。
私はこんな風にして作っています。
- ローズヒップティーの作り方
1.赤く実ったローズヒップを水で洗った後、水分を拭き取り半分に切ります。
2.中に入っている種は渋みが出るので、きれいに取り除きます。
3.種を取り除いたら、さらに半分に切ります。
4.キッチンペーパーなどに広げて、日陰で1か月くらい乾燥させます。
こうしてできたローズヒップティーをおいしく飲むにはちょっとしたコツがあります。
説明しますね。
- ローズヒップティーの飲み方
1.温めたティーポットに茶さじ1杯の乾燥したローズヒップを入れ、スプーンの背で潰しておきます。
こうすると抽出がよくなります。
2.180ccの熱湯を注ぎ、ゆっくり7-8分待ちます。だんだんと抽出が進みきれいなルビー色になっていきます。
ハーブティの多くが葉や花なのに対して、ローズヒップティーは実の部分であるため、抽出時間が短いと成分がしっかり溶け出しません。
焦らずじっくりと待ちましょうね。
3.カップに注ぎ、はちみつを入れて飲みます。
爽やかな味と香り、見た目も良いのでゴクゴク飲めちゃいます。
ところで、ご存知でしたか?
ローズヒップティーは、他のハーブと合わせてもおいしく飲めるんですよ。
おすすめの組み合わせを3つご紹介しましょう。
- ハイビスカス
ハイビスカスも酸味が強いので、はちみつを入れて飲むことをおすすめします。
アイスティーにすると、きれいな色でまるでトロピカルドリンクみたいになります。
- カモミール
カモミールとブレンドすると、アップルティーみたいな風味になるから不思議です。
穏やかな香りで、ほっとしたいときにおすすめです。
- レモングラス
意外な組み合わせかも知れませんが、私はこの組み合わせも好きで、よく飲んでいます。
レモングラスの香りとローズヒップの酸味がよく合うんです。ぜひやってみてください。
いずれのハーブの場合も、はじめはローズヒップと1:1で組み合わせて飲んでみて、あとはご自分の好きな分量でいれてみてください。
さて、このようにいろいろな飲み方ができるローズヒップティーをもっと身近にするには、自分で栽培するのがいちばんですよね。
・・・ということで、次はローズヒップの育て方をお伝えしましょう。
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ローズヒップの栽培!元気に育てるにはどうしたら良い?
ローズヒップ(ドッグローズ)は、地中海沿岸地域からヨーロッパ、西アジアにかけて自生している原種のバラ、つまり野ばらです。
バラというと育てるのが難しそうと思われるかもしれません。
ですが、ローズヒップは元々野ばらなので、生命力が強く、初心者でも簡単に栽培できますよ。
つる性で、成長すると3~4mの高さにまでなるため、鉢やプランターではちょっと難しいですが、お庭があればぜひ挑戦してみてください。
では、栽培の仕方を説明していきましょう。
- 植え付け
ローズヒップは、苗から育てるのが一般的です。
植え付けに適しているのは、4~5月頃または11~12月頃です。
植える場所は日当たりと水はけの良い場所を選びましょう。
植える2週間くらい前に土を耕し、て腐葉土と緩効性の化成肥料を混ぜて準備しておきます。
苗のカップより一回り大きな穴を堀り、ここに植え付けます。植え付けたら水をたっぷりやっておきましょう。
- お世話(水やり・肥料・剪定など)
夏場以外は、水やりはほぼ不要で、雨にまかせておいて大丈夫です。
夏場は土が乾いてきたら水をやるようにします。
水のやりすぎは根腐れを起こすので、くれぐれも注意です。
肥料は春から秋の間、月1回ぐらい即効性の化成肥料を根元にまいてやると、元気に育ちます。
半つる性の野ばらなので、放っておくとあちこち伸び放題になります。
実の収穫が終わった冬場に剪定して、形を整えながら育てていくのがコツです。
その際、支柱などに絡ませるようにしてやると形を整えやすいですよ。
私はフェンスに絡ませて育てています。
寒さに強いので、何もしなくても平気で冬を越してくれますよ。
- 害虫
ローズヒップは、害虫には強いのがいいところ。
アブラムシがつくことはあるのですが、びくともせずぐんぐん育ちます。
ハマキ虫がついたこともあるのですが、これには私はお酢を薄めた液をスプレーして退治しています。
- 開花と収穫
5~6月頃、ハマナスに似た薄いピンク色の花が咲きます。
そのままにしておくとやがて実がつきます。さらに9~10月頃までそのままにしておいて、赤く熟したら収穫します。
実が乾燥すると、硬くなって摘みにくくなるので、実がみずみずしいうちに採った方がいいですよ。
うちはもう5年くらい育てているのですが、秋に赤い実がフェンス一面に実るのは、花の時期にも勝るくらいきれいなものです。
あなたも、ぜひ体験してみてくださいね。
では、ローズヒップティーについていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、ローズヒップティーについてお伝えしました。
ローズヒップティーの効果には美肌や脂肪燃焼、便秘の改善などがありました。
作り方は、実を割って渋みの出る種を取り除くのがポイントでした。
ほかのハーブと組み合わせることもご紹介しましたね。
栽培方法では、水のやり過ぎに気をつける。
収穫後に剪定して形を整えながら育てていくと良いことをお伝えしました。
花も実も楽しめるローズヒップ。ぜひあなたも育てて美味しく利用してみてください。
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