ウインターコスモスと聞いて、「冬のコスモス?」と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。
この花は、コスモスのような可愛い小ぶりの花が咲く植物で、黄色や白の複色など色鮮やかな花色が特徴です。
そんなウインターコスモスの育て方が気になりませんか?
ウインターコスモスの種類や開花時期、育て方、増やし方、寄せ植えの作り方まで詳しく解説しています。
最後には、ウインターコスモスが咲かなかったり、倒れたりする原因とその対処法についてお話ししていますのでお楽しみに!
それでは、種類や開花時期についてから大公開です!
目次
ウインターコスモスとは?種類や開花時期は?
ウインターコスモスはキク科ビデンス属の一年草または多年草の植物です。
この花は、全世界に200種類以上の品種があり、特に原産地であるメキシコを中心に数多く自生しています。
ウインターコスモスの花色は、黄色、白、ピンク、それらの複色があり、黄色と白の複色が多く出回っているんですよ。
種類は、草丈が低く這うタイプから、100cm程大きくなるタイプまであります。
開花時期は、秋の10月から冬の12月までの品種が多いですが、春の3月~5月に咲く品種もあるんですよ。
ウインターコスモスは、その名の通りコスモスの花に似ており、鮮やかな黄色や白などの色合いがとても美しく可愛らしい植物です。
コスモスとの入れ替わりで咲き始めて、花壇や鉢植え、切り花にもできることからとても人気があります。
そんな可愛いウインターコスモスを育てたいと思いませんか?
ウインターコスモスの育て方をお話ししますね。
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ウインターコスモスの育て方!植え付けや切り戻し等のコツは?
【植え付け】
ウインターコスモスは9~11月の秋に園芸店などで、花付きの苗として手に入れることができます。
苗は葉色が濃く、株がしっかりしたものを選ぶのがポイントです。
鉢植えや花壇に植え付けるときに、根鉢が固い場合は、根をほぐして植えてあげてくださいね。
【用土】
ウインターコスモスは水はけのよい土を好みます。
鉢植えの場合は、市販の園芸用のお花の土で良く育ちますよ。
地植えの場合は、腐葉土など堆肥をしっかりすき込み、水はけを良くして植え付けてあげましょう。
【水やり】
基本的には、土の表面が乾いてからしっかりと水やりをしましょう。
鉢植えでの場合、受け皿に水を溜めておくと根腐れの原因になります。
私は、受け皿に水を溜めていて根腐れで枯らしたことがあるので、気を付けてくださいね。
地植えの場合は、根付いた後は水やりは必要ありませんよ。
【肥料】
植え付けの時に、ゆっくり長く効く緩効性肥料を土に規定量混ぜ込みましょう。
ウインターコスモスは、あまり肥料を必要としません。
そのため、植え付け時の緩効性肥料のみでよく花が咲きます。
即効性のある液体肥料を与える場合は、水に規定量薄めて、月に1度水やり代わりに与えるくらいが良いでしょう。
私は、液体肥料を週に1度の頻度で与えていたら、葉ばかり茂り花付きが悪くなったので気を付けてくださいね。
【剪定】
ウインターコスモスは花後に種を付けます。
その種をそのままにしておくと、花が咲かなくなってしまいますので、花後は花がらはこまめに摘みましょう。
秋終わりの花後を草丈の半分くらいで切り戻すことで、出てくる新芽がすぐに花芽になり、最後にコンパクトな花を咲かせて楽しませてくれますよ。
【冬越し】
ウインターコスモスには、多くの品種があり、一年草タイプは残念ながら冬越しはできません。
しかし、多年草タイプは冬越しができます。
多年草タイプのウインターコスモスは、雪や霜が当たると枯れてしまうので、軒下などに移動させましょう。
地植えの場合は、掘り起こして鉢植えにしてあげるか、短く切り戻して腐葉土などでマルチングして、地面が凍り付かないようにしてあげると良いですよ。
この時期に、水やりを行うと、根が凍り付いてしまい枯れる原因になりますので、水やりは行わないようにしましょう。
気温が-0℃以下になる場合は、室内に入れてあげてくださいね。
ウインターコスモスを綺麗に育てることができたら、増やしてみたいと思いませんか?
ウインターコスモスの増やし方についてお話ししますね。
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ウインターコスモスの増やし方!挿し木のコツとポイントは?
ウインターコスモスの増やし方には、以下の3つの方法があります。
- 種まき
- 株分け
- 挿し木
ここでは、最も簡単に増やすことができる挿し木についてお話ししますね。
挿し木の時期は、どの時期でも行うことはできますが、5~6月の春が最も行いやすいです。
多年草のウインターコスモスは5~6月が新芽がどんどん伸びてくる時期なので、先端から10cmの長さで、切ったものを挿し木すると良いですよ。
発根剤であるメネデールを水に規定量薄めて、切ったウインターコスモスに吸水させましょう。
土は市販の挿し木挿し芽の土や、肥料の入っていない小粒の赤玉土やバーミキュライトが良いです。
肥料が入っていると発根がうまくできないので気を付けてくださいね。
土に5㎝程の深さの穴を開けて優しく挿し、土を寄せましょう。
明るい日陰で、乾燥させないように管理してあげると、1週間程で新葉が出てきます。
葉が5~6枚程になったら、優しく掘り上げて、鉢や花壇に植えてあげましょう。
次第に大きくなり、可愛い花を咲かせてくれますよ。
ところで、そんな増やしたウインターコスモスで寄せ植えを作ってみたいと思いませんか?
ガーデニングの楽しさが大きく広がる「寄せ植え」の作り方についてお話ししますね。
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ウインターコスモスの寄せ植え!コツやポイントは?
ウインターコスモスには、低く這うタイプと草丈が高くなるタイプがあります。
低く這うタイプは鉢の手前に、草丈の高くなるタイプは鉢の後ろに植えてあげることでバランスが良いでしょう。
ウインターコスモスの寄せ植えには、同じ時期に咲く花を植えてあげましょう。
など
寄せ植えは、正面から見て三角形になるように植え、横から見ても三角形になっていると、大きくなってもバランスの良い寄せ植えになりますよ。
ウインターコスモスは、花色が黄色や白の品種が多いので、同系色や青色などの補色との組み合わせがおすすめです。
しかし、このように大事に育てたウインターコスモスの花が咲かなかったり、倒れたりすると残念ですよね。
花が咲かなかったり、倒れたりする原因と対処法についてお話しします。
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ウインターコスモスが咲かない!倒れる時の原因と対処法は?
ウインターコスモスが「咲かない」「倒れる」のは、実はある原因が共通しているのはご存じでしょうか。
それが下記の2点になります。
〇肥料の与えすぎ
〇日当たり不足
ウインターコスモスは、あまり肥料を必要としませんので、即効性のある液体肥料を与えすぎると、葉ばかり茂り花が咲かなくなってしまうんです。
そのため、液肥は与えても月に一回で十分でしょう。
肥料を与えすぎると、葉ばかり茂り、草丈が高くなるので、その分倒れやすくもなります。
特に、葉を茂らせるチッソ分の多い肥料を与えすぎると、株の組織が軟弱になりやすいので余計に倒れやすくなるので気を付けましょう。
伸びすぎた枝葉は、一度切り戻して、しっかり日光に当てて育てなおすと良いですよ。
ウインターコスモスは日当たりの良い場所を好みますので、日陰などでは花付きが悪くなります。
もちろん、植物は日当たりが少ないと茎が間延びしやすく、倒れやすくなるので注意しましょう。
その場合は、枝葉を切り戻して日当たりの良いところで管理してあげると、すぐに花が咲いてきますよ。
それでは、ウインターコスモスについて、最後にまとめましょう。
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まとめ
ウインターコスモスの育て方についてお話しさせていただきました。
ウインターコスモスは、一年草から多年草で草丈の低いものから高いものまで、多くの品種があります。
ウインターコスモスは、花が次々咲くので花がらはこまめに取り除き、肥料は少な目に管理してあげましょう。
ウインターコスモスの増やし方には、「種まき」「株分け」「挿し木」の方法がありますが、挿し木がもっとも簡単に増やすことができます。
ウインターコスモスの寄せ植えは、草丈が低く這うタイプは鉢の手前に、草丈の高いタイプは鉢の後ろに植えてあげましょう。
ウインターコスモスが「咲かない」「倒れる」原因は、肥料のやりすぎ、日当たり不足が原因です。
それでは、良きグリーンライフを過ごしましょう。
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