小学生の頃から親しみのある朝顔(アサガオ)の花言葉をご存じでしょうか?
とても可愛い花なのに「花言葉が怖い」なんて噂をネットで見るので、気になっている方も多いかもしれません。
そこで、今回は朝顔の花言葉は怖いって本当なのか、青や白などの色別の花言葉や由来について詳しく解説し、品種の紹介もしています。
最後には、青や白、ピンク以外の人気の赤や紫の朝顔の花言葉や由来もしているのでお楽しみに!
目次
朝顔(アサガオ)の花言葉は怖いって本当?
子供の頃から慣れ親しんでいる朝顔に、様々な花言葉があることをご存じない方は多いのではないでしょうか。
朝顔は日本に奈良時代に中国から渡来し、江戸時代には朝顔がブームになるほど昔から愛されてきた植物です。
江戸時代に朝顔ブームがあったなんて驚きですよね!
では、気になる朝顔の花言葉は怖いという噂は本当なのか?・・・
実は、「事実」なんです!
しかし、すべての朝顔の花言葉が怖いわけではなく、とある1つの花言葉だけが怖いということなので、安心してくださいね。
それでは、朝顔の怖い花言葉とそれ以外の素敵な花言葉を由来も含めて紹介しますね。
【1:あなたに絡みつく】
朝顔は、一部を除きそのほとんどがつる性の植物です。
つまり、何かにつるを絡めないと上へ伸びて成長できない性質があります。
上に伸びて成長しないと、太陽の光を浴びることが出来ずに枯れていってしまうのです。
その何かに絡みついて成長する姿をネガティブに捉えたことが「あなたに絡みつく」という花言葉の由来になります。
朝顔の名前の由来は「朝の容花(かおばな)」という朝の美人の顔という意味から来ているんです。
そのため、どこか女性の嫉妬心や怨念を抱いている姿を想像させて、怖い花言葉だと思わせるのでしょう。
【2:愛情・結束】
「愛情」や「結束」という素敵な花言葉は、朝顔が支柱などにつるが固くしっかりと巻き付く様子が由来です。
先ほどお話しした怖い花言葉「あなたに絡みつく」の由来をポジティブに捉えたものになります。
そのため、朝顔の花言葉としては、こちらの「愛情」「結束」という素敵な花言葉を多くの方に知ってほしいですね。
【3:明日もさわやかに】
「愛情」「結束」に引き続き、こちらも素敵な花言葉になります。
朝顔は、朝に咲いて昼頃には花がしぼみますが、次の朝には新たに花が咲いている姿をよく見かけることでしょう。
短命な美しい朝顔は、花が終わっても次の日には新しく咲く姿から、「明日もさわやかに」という花言葉が生まれたんですね。
とても勇気づけられる花言葉なので、プレゼントに添える花言葉にもおすすめです。
怖い花言葉を含めた、朝顔全体の花言葉とその由来を紹介させていただきましたが、実は花色によっても花言葉に違いがあります。
まずは、青い朝顔の花言葉と由来についてお話ししますね。
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青い朝顔(アサガオ)の花言葉と由来は?
朝顔の花色は様々ですが、何色を最初に思い浮かべるでしょうか。
多くの方は、青色や水色といった青系朝顔を想像することと思います。
青系の品種は数多くあり爽やかなイメージなので人気ですが、青い朝顔の花言葉や由来はあまり知られていません。
そこで、青い朝顔の花言葉と由来をご紹介します!
【花言葉】
短い愛・儚い恋
【由来】
朝顔は朝に咲いて午後にはしぼんでしまう特徴があり、その儚い短命な花の様子からこれらの花言葉が付けられています。
さらに青色が美しくも、どこか寂しげな印象を持たせるので、悲しい恋愛の花言葉なのでしょう。
そんな美しくも悲しい花言葉を持つ青い朝顔の品種が気になりませんか?
人気のある青い朝顔ベスト3を紹介します!
1:ヘブンリーブルー
別名を「ソライロアサガオ」とも言い、非常に美しい水色の朝顔です。
ヘブンリーブルーは西洋朝顔なので、葉が丸いのが特徴になります。
花径10㎝前後の花が8〜10月に伸びるつるにまんべんなく咲く姿は、まさに天へ昇る青い花と言えるでしょう。
2:暁の海
大輪を超える20㎝以上の超大輪品種です。
その花の大きさから、花の大きさを競う競技大会用の品種として使用されます。
暁の海は、名前の通り海を思わせるような濃い青色をしており、葉は青斑の入る3方向に尖った蝉葉と呼ばれる葉をしているのが特徴です。
3:オーシャンブルー
別名を琉球朝顔と言い、宿根性の朝顔になります。
花びらは濃い青色ながらも中心部分はピンクがかった色が特徴を持ち、花の大きさは10~15㎝ほどで、開花時期は9月以降の秋と通常の朝顔に比べ遅めです。
花が咲くまでは、どんどんつるを伸ばして広がるので、窓際で育ててカーテンの代わりにするグリーンカーテンにも人気があります。
青い朝顔の花言葉やその由来、品種を知ると他の色の朝顔が気になりませんか?
次は白い朝顔の花言葉と由来をお話しします。
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白い朝顔(アサガオ)の花言葉と由来は?
朝顔の花色に青やピンクを思い浮かべる方が多いでしょうが、実は白色にも多くの品種があります。
白色というと純粋なイメージがありますが、白色の朝顔にはどのような花言葉が付けられているのでしょう?
それでは、白い朝顔の2つの花言葉とその由来についてお話しします!
【花言葉1】
あふれる喜び
【由来】
純白の朝顔の花色から連想された素敵な花言葉です。
純白の花が咲くほどに、その喜びがあふれて素敵な毎日を過ごせることでしょう。
【花言葉2】
固い絆
【由来】
支柱につるが巻き付く様子から付けられた花言葉ですが、友情や愛情がより感じられる「固い絆」という言葉は、何色にも染められていない白色をよく表しています。
さて、そんな素敵な花言葉を持つ白い朝顔にはどんな品種があるのか気になりませんか?
人気のあるベスト3の品種を紹介します!
1:暁の白
青い朝顔で紹介した、「暁の海」の白色になります。
こちらの花も花径20㎝を超える超大輪品種で、混じりっ気のない真っ白の花が特徴です。
2:平安の香
花びらは純白で、中心の筒部分のみが赤みを帯びる特徴があります。
その花姿は、日本の朝顔らしい日の丸を思わせるでしょう。
大輪品種なので花径15㎝以上になりますが、上手に育てると超大輪品種と変わらないくらいの花径まで育てることができます。
3:パーリーゲート
花径10㎝ほどの西洋朝顔です。
花の大きさは比較的小さめではありますが、たくさんの花を咲かせる性質を持ちます。
1つの芽から5~6輪の花を咲かせる房咲きなので、満開の花姿は見ごたえがあるんですよ。
白い朝顔の花言葉やその由来、品種について知ると今度はピンクの朝顔について知りたいと思いませんか。
ピンクの朝顔の花言葉と由来についてお話しします。
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ピンクの朝顔(アサガオ)の花言葉と由来は?
ピンクの花は可愛らしい印象を持ち、それは朝顔にも当てはまりますよね。
優しいイメージもあり、女性人気が高いのも特徴です。
優しい雰囲気を持つピンクの朝顔には、どんな花言葉があると思いますか?
それでは花言葉とその由来の紹介です!
【花言葉】
安らぎで満ち足りた気分
【由来】
色彩心理的に、ピンク色は興奮を沈め、攻撃的な気持ちを和らげる色だとされています。
さらに、朝顔自体が柔らかくひらひらした花びらを持つので、ピンク色の色彩心理を強調させるのでしょう。
ピンク色の朝顔は見ていて落ち着くので、忙しい毎日を送っている方におすすめの朝顔になります。
そこで「どんなピンク色の朝顔を育てれば良いのか」お悩みの方に人気ベスト3の紹介です!
1:暁の舞
超大輪品種の暁シリーズの朝顔です。
暁の舞いは、ピンク色の花に白のストライプ模様が入るので、その模様の入り方も楽しめる朝顔になります。
2:団十郎
江戸の人気歌舞伎役者、市川團十郎が歌舞伎内で着用した衣装の色が名前の由来になっている朝顔です。
25℃以上だと種を付けないことから、幻の朝顔とも言われています。
花色はブラウンピンクで、葉が美しい黄緑色の蝉葉が特徴の珍しい品種です。
幻のピンクの朝顔と聞くと、育ててみたくなりますね。
3:ラビアンローズ
濃いピンクの西洋朝顔。
花径5~6㎝ほどの小さな花が咲く可愛い朝顔ですが、濃いピンク色が小さくても非常に目立ちます。
8~11月に開花する遅咲きの品種です。
青、白、ピンクの朝顔の花言葉と由来を紹介してきましたが、その他の色についても気になりませんか?
赤や紫の朝顔について一挙にご紹介します!
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朝顔(アサガオ)の色別の花言葉と由来は?
朝顔には、目が覚めるような美しい赤い品種もあり、赤色と言えば情熱的な意味を持つことで知られています。
赤い朝顔は、どのような花言葉と由来を持つと思いますか?
【花言葉】
儚い情熱的な愛
【由来】
赤色のイメージをそのまま具現化した情熱的な愛という言葉に、朝顔の朝に咲いて昼にはしぼむ特徴から儚いという意味がプラスされています。
その情熱的な愛は、儚くも叶わない意味に取れるので、どこか失恋を思わせる悲しい花言葉ですね。
そんな花言葉を持つ赤い朝顔の人気ベスト3の紹介です!
1:平安の紅
花径20㎝ほどの大型品種の朝顔になります。
花は赤色で、中心の筒部分が白色。
白い朝顔で紹介した、「平安の香」の色が逆になった花姿です。
花だけでなく、斑入り葉も美しいのが特徴の品種になります。
2:暁の紅
超大輪の暁シリーズの赤色です。
花径20㎝を超える大輪の赤色は、見た目にも豪華で夏の花の印象が強いので、お庭でも目立つ存在になります。
3:スカーレットオハラ
元々は日本原産の赤色の朝顔が、海外で品種改良されて日本に戻ってきた少し珍しいタイプの朝顔です。
花径は8~10㎝の中輪。
無地の赤紫色の花は非常に美しく、アーチやトレリス、行燈仕立てなど、どんな仕立てでも美しく咲き誇ります。
最後に、紫の朝顔の花言葉と由来についてご紹介です!
【花言葉】
冷静・平常
【由来】
紫の朝顔には、明確な由来がありません。
そのため、紫色が与える色彩的な意味合いである冷静や平常という花言葉になるのでしょう。
奈良時代から育てられている朝顔は歴史が古く、紫色は地位の高い方が衣服に使う色合いでもあったことから、常に冷静な高貴な方を想像してついた言葉なのかもしれませんね。
それでは最後に、紫の朝顔のベスト3の紹介です!
1:暁の紫
紫の大輪品種と言えば、暁シリーズの紫になります。
濃い紫の大輪朝顔は、まさに高貴そのものです。
2:暁の露
同じく暁シリーズですが、こちらは薄紫色の大輪に、白いふちが入るのが特徴になります。
3:黒王
最も黒に近い紫色の珍しい朝顔です。
花径20㎝ほどの大輪なので非常に見ごたえがあり、濃い色を好む方には特におすすめの品種ですよ。
それでは、朝顔(アサガオ)の花言葉について、最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、朝顔(アサガオ)全体の花言葉から、色別の花言葉までお話しました。
朝顔全体の花言葉には、「あなたに絡みつく」という少し怖い花言葉があります。
その他「愛情」「結束」「明日もさわやかに」と素敵な花言葉も多くあります。
青い朝顔は「短い愛」「儚い愛」と悲しい恋愛模様をイメージさせる花言葉です。
白い朝顔は「あふれる喜び」「固い絆」とプレゼントにもおすすめできる素敵な花言葉になります。
ピンクの朝顔は「安らぎで満ち足りた気分」という忙しい方をリラックスさせてくれるような花言葉をもっており、実際にピンク色には気持ちを沈めるような効果もあるんですよ。
その他、赤い朝顔には「儚い情熱的な愛」、紫の朝顔には「冷静・平常」といった花言葉になります。
大切な方に朝顔をプレゼントする時などは、ぜひ今回の花言葉を参考にしていただければと思います。
あなたの花言葉エピソードも、コメント欄からぜひ教えてくださいね!
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