「シラー」という花の花言葉や育て方を知っていますか?
名前は知っているし見たことはあるよ、という方でも、花言葉や育て方までは知らないかもしれません。
初心者でも比較的育てやすく、花色もはっきりしていてどんな雰囲気のお庭やベランダにも合うシラー。
今回は、そんなシラーの花言葉や育て方、増やし方や寄せ植えのコツまでお伝えしていきます。
ぜひ最後までご覧くださいね!
目次
シラーとは?花言葉や開花時期は?
みなさんはシラーってどんな花なのか、ご存知でしょうか?
シラーはキジカクシ科、シラー属の植物で、ユーラシア大陸や南アフリカなどに100種以上の原種があります。
秋に植えて春に花が咲く球根植物で、開花時期は3月~6月上旬。
花の雰囲気はごく小さい星形やベル型の花が集まって、房状や穂のようになって咲きます。
房状や穂のようにといっても、咲き方は品種によってさまざまです。
小花がうつむくように咲くタイプ、小花が集合した花を放射状に咲かせるタイプ、小花が穂のように上に向かって咲くタイプ・・・などなど。
咲き方も本当にさまざまなので、「これ本当に同じシラーなの?」と思う時もあります。
草丈も10センチ~70センチほどと幅広くあり、花色は青、青紫が多いですが、白やピンクもあって可愛いです。
さて、こんな美しいシラーの花言葉はなんだと思いますか?
実はその美しさや華やかさとは裏腹に、すこしマイナスでネガティブな言葉が並びます。
「寂しさ」「悲しみ」「哀れ」「我慢強さ」など。
これはギリシャ神話の中で、美少年ヒアキントスが流した血から紫色のヒアシンスが咲き、シラーの青紫色がそれに似ていたことから、「寂しさ」「悲しみ」というマイナスなイメージの花言葉がついたといわれています。
この花言葉や由来を知ると、シラーの花はプレゼントでは贈れませんよね・・・
次の章では実際にシラーの育て方について詳しくお話しますね。
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シラーの育て方!植え付けや切り戻し等のコツは?
シラーの育て方はコツさえしっかりおさえれば、難しいものではありません。
順を追って説明しますね。
【植え付け】
植え付け時期は9月中旬~11月上旬がおすすめです。
日あたりのよい場所、または半日かげの水はけのよい場所に植え付けましょう。
【用土】
水はけがよく適度な保水性のある土を好みます。
市販の草花用培養土または、赤玉土5腐葉土4パーライト1の割合に混ぜた用土でもいいでしょう。
【水やり】
球根を植え付けた時に水やりをしますが、その後は控えめにします。
鉢植えの場合は土がしっかり乾いたら水やりをしますが、地植えの場合はほとんど水やりは不要です。
また、夏から秋は土の中で休眠しますので水やりはいりません。
【肥料】
シラーはそれほど肥料が必要な植物ではありませんが、植え付けた時に緩効性化成肥料を与えてもいいでしょう。
【せん定(切り戻し)】
全体に咲き終わったら、花茎を付け根に近い部分で切り戻します。
こうすることで光合成を促し、翌年のために球根に栄養を与えることができます。
【花がら摘み】
咲き終わって茶色っぽくなった花を見つけたら、そのままにせず取り除きましょう。
花がら摘みは花が枯れて茎が腐ったり傷んだりすることを防ぐ目的があります。
そして花後の弱った体力を回復させることができます。
【病害虫】
シラーには心配する病害虫がほとんどないです。
これって初心者にとってはとても育てやすい点ですよね。
このように上手にシラーを育てることができたら、今度はもっと増やしたいと思いませんか?
次ではシラーの増やし方、分球のコツやポイントをお話していきますね!
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シラーの増やし方!分球のコツやポイントは?
球根植物であるシラーの増やし方は分球です。
分球には「自然分球、切断分球、鱗片挿し」があります。
シラーの場合は自然分球が一般的で、親球にできた子球を丁寧に手ではがして分け、植え替えします。
繁殖力が旺盛なので、むしろ増えすぎに注意です!
もし増えすぎているようなら、植え替えの時に掘り上げて球根を分球してあげるとよいですよ。
また、花が終わった後に種を採取して撒くと、球根に育ちますが数年かかります。
気長に育つのを待つのもいいですが、私は数年待っているうちに種を撒いたことを忘れてしまいました!
やはり球根で育てて、自然に分球させて増やすのが簡単で手っ取り早いですよね。
こんな感じにシラーが上手に増やせたら、さらに寄せ植えをして楽しみたいと思いませんか?
次ではシラーの寄せ植えのコツやポイントをお話していきますね。
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シラーの寄せ植え!コツやポイントは?
さて、今まではシラー自体を楽しむ方法をお伝えしてきましたが、ここでは他のお花と組み合わせた寄せ植えの楽しみ方をお伝えしますね。
【パキっとした色合いを楽しむ組み合わせ】
シラー・ペルビアナの紫とハーデンベルギアの白を合わせます。
はっとするような印象的な色合いのかっこいい寄せ植えになります。
【優しい香りも楽しむ組み合わせ】
シラー・カンパニュラータとすずらんやフリージアを合わせます。
これは、優しい色合いと香りが楽しめる組み合わせですよ。
【球根植物の植えっぱなしカンタン寄せ植え】
シラー・カンパニュラータ、ムスカリ、水仙、チューリップなどの球根を集めた寄せ植えです。
以下のように、お好みでパンジーなどを入れても良いですね。
1,コンテナの底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を器の5分の1くらい入れる
2,肥料入り培養土を器の半分ぐらいまで入れる
3,球根のとがっている方を上に向けて植えて、少し土をかぶせる
4,パンジーの苗をお好みで加えて、間に土を入れていく
休眠期間は日かげで上手に管理してあげれば、翌年も芽を出してくれますので、楽しみにしていてくださいね。
さて、このように、単体でも寄せ植えでも楽しめるシラーですが、「花が咲かない!」「枯れる!」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
最後に、これらの原因や対処法についてお話しますね。
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シラーの花が咲かない!枯れる!原因や対処法は?
育てている花が咲かなかったり枯れたりすると、「なぜだろう?」と悩みますよね。
シラーの場合、以下の3つが考えられます。
・日当たりが悪い
・冷害
・乾燥しすぎた
【日当たりが悪い】
休眠期間の夏場は日かげで管理すればいいのですが、それ以外の時期にあまりにも日あたりが悪いと花が咲かないこともあります。
秋~初夏は、日あたりがよい場所、または半日かげで管理してあげましょう。
【冷害】
シラーは品種によっては耐寒性のないものもあります。
寒冷地で育てる場合は、腐葉土やパークチップなどで雪よけをしてあげましょう。
【乾燥しすぎた】
シラーは、どちらかというと乾燥を好む植物ですが、あまりにも乾燥しすぎると枯れる場合もあります。
土の表面をよく観察して、乾いてきたらしっかり水やりをすることが大切です。
以上、花が咲かなくて悩んでいる方はやってみてくださいね。
それでは、シラーについて最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、シラーの花言葉や育て方等についてお伝えしました。
シラーはギリシャ神話が由来となった、「寂しさ」「悲しみ」など少しネガティブなイメージの花言葉を持つ、キジカクシ科の球根植物です。
育て方は、日あたりのよい場所または半日かげで、水はけよく管理してあげましょう。
増やし方は、球根植物であるシラーは分球で繫殖力は旺盛なので、比較的簡単に増やせます。
他の球根植物と寄せ植えにしたり、はっきりした色合いを生かした寄せ植えが楽しめます。
花が咲かなかったり枯れたりする場合は、日あたりや冷害、水やりに気を付けてあげればまた元気になってくれるでしょう。
ぜひシラーを育てて、球根植物の特長を楽しみましょう!
あなたが育てたシラーの話も、ぜひコメントから教えてくださいね。
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