コウシュンカズラの花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えは?

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鮮やかな黄色で人気のコウシュンカズラ。

育ててみたいけれど、育て方をどうすれば良いのか悩んでいませんか?

綺麗な花だから花言葉も気になるという方もいるでしょう。

 

うまく育てれば、寄植えやハンギングで大活躍してくれる、魅力的な植物なんですよ。

今回は、コウシュンカズラの花言葉、育て方や増やし方や寄植えのコツなどについてお伝えします。

 

うまく育たない場合の原因や対処法まで、まとめてご紹介しますのでお楽しみに!

コウシュンカズラとは?花言葉や開花時期等について

コウシュンカズラは、キントラノオ科コウシュンカズラ属の、常緑のつる性植物です。

鮮やかな黄色の5弁の花びらを持ち、3〜4cmの小さい花が枝先に集まって咲きます。

花期は日本では5月から10月。

気温の高い原産地ではつるを伸ばしながら一年中咲くんですよ。

 

東南アジアやオーストラリア原産の熱帯植物なので、寒いところは苦手。

10℃以下になると枯れてしまうため、日本で越冬させるには屋内に取り込む必要があります。

そのため原産地のように大きく育つことはなく、鉢植えで育てることになります。

 

ちなみに、コウシュンカズラの花言葉は「誠実な愛情」。

これは、つるがしっかりと他のものに絡み付くことから来ていると言われています。常にぴったりと寄り添ってくれる様子を、「誠実」と見なしているのかも知れませんね。

また、「情緒豊かな」という花言葉もあり、現地で大きく育って花を咲かせる様子にちなむとされています。

 

コウシュンカズラはつる性なので、朝顔のようにあんどん仕立てにしたり、ハンギング鉢で垂らしたりと楽しみ方は自由自在。

まずは基本的な育て方を覚えましょう。

 

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コウシュンカズラの育て方!植え付け・水やり・剪定等のコツ

コウシュンカズラはどうやって育てたらいいのか、植え付け・用土、水やり、肥料、剪定などのコツや注意点などを紹介します。

かかりやすい病害虫も、合わせてお伝えしますね。

 

・植え付け

コウシュンカズラの植え替え適期は、気温が充分上がった4月下旬から5月頃です。

コウシュンカズラは、すでにつぼみがついている開花株が販売されることがほとんどです。

ポット苗や、根詰まりしている株を購入した場合は、ひと回り大きい鉢に植え替えましょう。

 

用土

コウシュンカズラの植えつけは、水はけ、水持ちが良い用土を使いましょう。

市販の草花培養土でかまいません。

 

・水やり

苗の植え付け後、底穴から水が出るくらいたっぷりと水やりしてください。

コウシュンカズラは、気温が高い生育期にはたっぷりと水を与えましょう。

用土の過度の乾燥も過湿も苦手なので、土の表面が乾き気味になってからしっかり水をあげてくださいね。

秋になり、気温が下がってきたら水やりの頻度を少しずつ減らします。

冬場はほとんど生育しないので、水やりを極力控えるようにします。

水やりのは晴れた日の午前中に行い、土がカラカラに乾かない程度に最低限で留めましょう。

 

・肥料

コウシュンカズラは、春〜初秋の生育期には肥料を与えるとすくすく育ちます。

液肥の場合は、2週間に1回程度水やり代わりに与えます。

固形肥料を使う場合は、2ヶ月に1回程度で大丈夫です。

気温が下がる冬場には肥料を吸収しにくいため、与える必要はありません。

 

・剪定

コウシュンカズラはつる性植物のため、つるを伸ばして他のものに絡み付きながら成長していきます。

あまり成長は早くないため頻繁に剪定する必要はないのですが、絡まって見栄えが悪くなってきたら生育期に剪定してあげるといいですよ。

 

剪定の適期は、生育期の4月下旬〜9月頃です。

伸び過ぎたつるを切り戻すくらいなら生育期ならいつでもかまいませんが、全体的にばっさり刈り込むなら、4月末〜5月上旬頃が良いでしょう。

 

・病害虫

コウシュンカズラは、あまり頻繁に虫がつく植物ではありませんが、柔らかい新芽にアブラムシがつくことはあります。

また、つるが混み合って風通しが悪いとカイガラムシがつくこともありますので、あまりぐちゃぐちゃに絡まり過ぎないように管理してあげてくださいね。

 

虫がついたら、それぞれ適用のある殺虫剤で駆除します。市販のスプレー剤や土に撒く粒剤が便利です。

 

コウシュンカズラで特に注意が必要なのは冬の寒さです。

気温が10℃を下回ったら屋内に取り込んであげてくださいね。

最低限、気温と冬季の水やりさえ注意すれば育てるのは比較的簡単ですよ。

 

うまく育ってきたら、次は株を増やしてみたい方もいると思います。

簡単にできるコウシュンカズラの増やし方をお伝えしますね。

 

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コウシュンカズラの増やし方!株分け・挿し木・水挿しのコツ

コウシュンカズラは、株分け・挿し木・水挿しで増やすことができます。

それぞれの方法について、具体的なやり方とポイントを紹介します。

 

【株分け】

株分けの適期は、4月下旬〜5月です。

株立ち状のコウシュンカズラを複数の株に分けて植え替えます。

コウシュンカズラを鉢から抜いて、2〜3株に別れるよう根をほぐします。

 

できるだけ根を切らないように分けますが、絡まって離れない箇所があれば、多少ハサミで切り離しても大丈夫です。

あまり細かく分けすぎると生育が鈍くなるので、つるは最低3〜4本ごとに分けることをおすすめします。

 

分けた株は、それぞれ新しい鉢に植え付けます。

あまり大きすぎる鉢ではなく、根鉢よりひと回り大きいものを使いましょう。

 

用土は植え付けと同じく、水はけの良い草花用培養土でOKです。

株分け後、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水をあげましょう。

 

株分け後1週間程度はまだ根が十分に張っていないので、直射に当てず半日陰で管理してくださいね。

根が伸びるまでのしばらくの間、水切れしないように気をつけましょう。

 

【挿し木】

挿し木の適期は、気温と湿度が十分ある6月〜7月の上旬です。

剪定で切った枝を使ってもOKですよ。

 

切った枝は30分くらい水につけ、充分水を吸わせておきます。

古い枝は根が出にくいので、先端から3~5節くらいの勢いのある枝を使います。

 

土に挿す部分の葉を取り除きます。

下から2節分取れば良いでしょう。

 

花芽が付いているとエネルギーが取られて根付きにくくなるので、つぼみがあれば取り除いておきましょう。

 

大きい葉が付いているなら、葉の上部半分を切り取っておくと良いですよ。

こうすれば葉からの余計な蒸散を防ぐので、萎れにくくなります。

 

挿し木用の用土があれば使いますが、無ければ小粒の赤玉土と鹿沼土を1:1に混ぜたものでかまいません。

10cm程度の小さいポットや鉢に土を入れ、割り箸などで穴を開けてから枝を挿します。

2節程度埋まったら、周りの土をそっと抑えて固定しましょう。

 

挿してしばらくは日陰に置いて管理します。

鉢に受け皿を敷いて、水は受け皿にやると良いですよ。

 

水は毎日替えて、古い水を溜めたままにしないように注意しましょう。

10日程度で根が出てくるので、鉢の底穴から根が確認できたら通常の水やりに切り替えてくださいね。

 

【水挿し】

水挿しの適期は、挿し木と同じく6月〜7月の上旬頃です。

コウシュンカズラの枝を水に浸し、根が出てから鉢に植える方法です。

 

挿し木するときと注意点は一緒ですが、水に挿しておくのであまり短いと管理しにくいです。

5節くらいつけて枝を切ると良いでしょう。

 

挿し木と同じく、つぼみや水に浸かる下葉を取り除いておきます。

コップなど、透明な容器に枝を入れ、2節くらいが浸かる高さに水を入れます。

 

水は入れっぱなしにせず、汚れてきたら取り替えましょう。

明るい窓辺などに置いて管理し、根が出てきたらポットや鉢に植え替えます。

挿し木、水挿しともに、根腐れに注意さえすれば簡単に増やせるので、寄植え用に小さい苗を作りたいときに便利な方法ですよ。

 

自分で苗を作ったら、ぜひそれを使って寄植えを作ってみましょう。

コウシュンカズラの寄植えでの活かし方をご紹介いたします。

 

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コウシュンカズラの寄せ植えのコツや注意点

コウシュンカズラはつる性植物なので、うまく使えば寄植えに伸びやかな動きを与えることができます。

鉢の手前にこぼれるように植えたり、他の草花の間からつる先をのぞかせるように植え込むと面白い寄植えができますよ。

 

また、鮮やかな黄色を活かし、他の草花とのコントラストをきかせるように植えると映えるでしょう。

色や形の違う植物と合わせるのがおすすめです。

 

コウシュンカズラと組み合わせるのに良い植物を、3つピックアップして紹介いたします。

 

1,セロシア

色とりどりの花穂が特徴的な夏の定番ですが、特にビビッドな赤やオレンジ系がコウシュンカズラに似合いますよ。

セロシアのまっすぐな花穂に、コウシュンカズラで動きをつけるようにメリハリをつけましょう。

 

2,トウガラシ

赤やオレンジなどのカラフルな実が、コウシュンカズラと好相性です。

特に黒葉の品種をバックに植えると、コウシュンカズラの黄色が美しく引き立ちますよ。

秋らしい雰囲気の寄植えを作りたいときに、おすすめの組み合わせです。

 

3,カラーリーフ系

セロシアやトウガラシに加え、葉の色を楽しむカラーリーフを組み合わせるのもおすすめです。

ユーパトリウム・チョコレートやアルテルナンテラ・パープルプリンスなど、濃い銅葉のリーフが良いでしょう。

一緒に植えると、コウシュンカズラの黄色い花がアクセントになりおしゃれなひと鉢に仕上がります。

普通の鉢に植えても良いですが、吊り下げ式のハンギング鉢に植え付けると、コウシュンカズラの自由な動きがより楽しめますよ。

 

ポット苗を株分けして寄植えすることも多いですが、あまり細かく分けすぎると生育が鈍くなるので注意してくださいね。

 

さてkコウシュンカズラを育てているときに、うまく育たないと悩んでいる方もいると思います。

育たない原因や、失敗しないための注意点をお伝えいたします。

 

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コウシュンカズラの花が咲かない・枯れる!失敗の原因は?

コウシュンカズラの花が咲かない、枯れるというときにはいくつか原因が考えられます。

ありがちな失敗や、その対処法を3つご紹介しますね。

 

・原因1:日当たり不足

コウシュンカズラは日当たりの良い場所を好む植物です。

日光が不足すると花付きが悪くなり、葉ばかり茂ることになってしまいます。

 

・対処法1:日の当たる場所に移動する

春〜秋の生育期の間は、できるだけ日当たりの良い場所に置きましょう。

一方寒さに弱いので、冬場は日当たりよりも気温の確保の方が重要です。

 

・原因2:寒さ

コウシュンカズラは、暖かい地域の植物のため寒さが苦手。

気温が5℃以下になると枯れてしまいます。

また、寒い時期に水を与えすぎるとより枯れやすくなります。

 

・対処法2:11月下旬には屋内に取り込む

できれば10℃以上の場所で冬越しさせたいところです。

室内の日当たりの良い窓辺などで管理しましょう。

 

また、生育期よりも水やりを控え、土が少し湿っている程度に保っておくのもポイントです。

冬季は屋内でも落葉してしまうことが多いですが、枝さえ生きていれば春にちゃんと芽が出てきます。

 

・原因3:根詰まりによる水・肥料不足

狭い鉢で育て続けると、根がいっぱいになり水や肥料がうまく吸収できなくなるので、花数が減る原因になります。

 

コウシュンカズラは水切れに弱く、土が乾燥し過ぎると葉を落としてしまいます。

花芽もつきにくくなるので、乾燥させてしまうと花が咲きづらくなります。

 

  • 対処法3:定期的に植え替える

大きく育っている場合、春にひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

その際、用土に緩効性(かんこうせい)の肥料を混ぜておくと肥料切れも防げます。

コウシュンカズラは、日当たりや気温などの管理に気をつければ長く咲く植物なので、毎年美しい花を楽しむことができますよ。

 

それでは、コウシュンカズラについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、コウシュンカズラの育て方についてご紹介しました。

 

コウシュンカズラはキントラノオ科の熱帯植物。寒さは苦手です。

コウシュンカズラの育て方は、植え付けや水やり、剪定のポイントをおさえましょう。

増やし方は、株分け、挿し木、水挿しで増やせます。

寄植えのコツは、ビビッドな花やカラーリーフと合わせると良いです。

 

コウシュンカズラが咲かない、枯れる原因と対処法を3つご紹介しましたね。

コウシュンカズラは冬越しのコツさえ押さえれば、毎年鮮やかな花を楽しむことができる植物です。

 

伸びやかなつるを活かして、素敵な寄植えやハンギングを作ることもできますよ。

コウシュンカズラの輝くような黄金の花で、夏のお庭を明るく彩ってくださいね!

 

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