チロリアンランプの花言葉と育て方!増やし方や寄せ植えは?

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提灯のような見た目の可愛らしい花を咲かせるチロリアンランプ。

特徴的なこの花の花言葉をご存知でしょうか。

 

育ててみたいとは思うけど、育て方が分からなくて二の足を踏んでいるなんて方もいるでしょう。

今回は、そんなチロリアンランプの花言葉や育て方、増やし方や寄せ植えのコツ等について詳しくご紹介いたします。

 

枯れる原因や対処法についてもお伝えしますので、ぜひ最後まで楽しみにお読みください。

チロリアンランプとは?花言葉や開花時期は?

チロリアンランプとは、どんな植物でしょうか。

 

チロリアンランプとは、アオイ科イチビ属のつる植物。

和名のウキツリボクの名前で呼ばれることもあります。

 

ブラジル原産ですが、一般の熱帯花木と比べると耐寒性が強く、日本では関東以西の地域で屋外で冬越が可能です。

つる性の幹は立ち上がることはなく、近くのものをつたって成長するため、フェンス沿いなどに植えると良いでしょう。

 

赤色の提灯のような部分ががくで、そこから見えている黄色の部分が花びらです。

個性的で珍しい花が目を引きますね。

 

ところで、そんなチロリアンランプの花言葉をご存知でしょうか。

チロリアンランプの花言葉は、「尊敬」、「恵まれた環境」、「憶測」、「良い便り」、「さまざまな愛」、「恋の病」、「真実は一つ」です。

 

「尊敬」の由来は、開花時期が長く、懸命に咲き続ける姿が尊敬に値するとしてつけられたそうです。

「恵まれた環境」の由来は、原産地では温暖な気候に恵まれて一年中開花することにちなんでつけられたとされています。

 

その他の花言葉の由来は明言されていませんが、ポジティブな花言葉が多い印象です。

「尊敬」の花言葉は、贈り物にも向いていますね。

 

開花時期は4月~11月上旬。

花言葉にもあるように、春から秋の終わりごろまで長く花を楽しむことができます。

 

チロリアンランプをイメージできたら、早速育ててみましょう!

 

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チロリアンランプの育て方!水やりや切り戻し等のコツは?

では、実際にチロリアンランプを育てるにはどうしたらよいでしょうか。

順を追って説明していきましょう。

 

【植え付け】

植え付けは4月~7月に行います。

 

植え付け場所は、北風が当たらない日当たりの良い場所〜明るい半日陰の場所が適しています。

根の成長が早いため、根腐れを防ぐためにも、植え付け場所の水はけが悪い場合は腐葉土を混ぜこみ水はけを良くしておきましょう。

 

関東以西の地域では、冬は屋内で管理します。

よって、関東以西の地域では鉢植えで育てると管理しやすいのでおすすめですよ。

 

鉢植えの場合、根詰まりを防ぐため、1年に1回植え替えをしましょう。

根を切る植え替えの場合は4月~6月、大きな鉢に植え替えるだけの場合は4月~9月が適期になります。

 

【用土】

水はけの良い土が適しています。

 

地植えの場合は、腐葉土を混ぜこんでおきます。

鉢植えの場合は、赤玉土(小粒):腐葉土=7:3の割合で配合したもの、もしくは市販の草花用培養土を使用しましょう。

 

初心者の方には市販のものがお手軽でおすすめですよ。

 

【水やり】

春〜秋の間は、土の表面がしっかり乾いたらたっぷりと水やりをします。

特に真夏は乾燥しやすいので、水切れに注意しましょう。

 

冬は休眠期に入るため、乾燥気味に管理します。

土の表面が乾いてから2~3日後を目安に水やりをしましょう。

 

冬に水を与えすぎると根が傷むため、注意が必要です。

 

【肥料】

春〜秋の間、1〜2ヵ月に1回緩効性化成肥料を与えます。

たくさん開花している場合は、液体肥料を追加で与えると良いでしょう。

 

【剪定】

成長が早いため、伸びすぎた枝は形を整えて剪定します。

寒い時期を除いていつでも剪定が可能ですが、強い切り戻しを行う際は、4月~5月に行うようにしましょう。

 

寒い時期に剪定したり、葉のついた枝を全て切り落としてしまうと枯死してしまう可能性があるため、注意しましょう。

 

【花がら摘み】

花が咲き終わったら、花茎を切り取ります。

枯れた花をそのままにしておくと、栄養が実の方にいってしまい、花付きが悪くなります。

 

種を採取しない場合は、面倒でも花がら摘みを行うと、長く開花を楽しむことができますよ。

 

【病害虫】

病気は、立ち枯れ病が発生します。

 

立ち枯れ病は、茎や葉が茶色く変色し、立ったまま枯れてしまう病気です。

高温多湿や根詰まりが原因で発生しやすくなるため、注意しましょう。

 

害虫は、ハマキムシ(ワタノメイガ)、アブラムシがよく発生します。

 

ハマキムシは春から秋にかけて発生します。

食害で葉がボロボロになってしまうため、見つけて捕殺するか、市販の殺虫剤で対処しましょう。

 

アブラムシは、春に葉や新芽に発生します。

病気を媒介するため、潰して退治するか、市販の殺虫剤で対処しましょう。

 

【栽培のコツ】

チロリアンランプの栽培のコツは「冬越しの管理を適切に行う」です。

 

熱帯植物ということもあり、チロリアンランプは寒さが苦手です。

温度管理の面では、屋内に取りこむことができるため、管理しやすい鉢植え栽培がおすすめです。

 

また、冬は休眠期に入るため、水やりは控えめに行うようにしましょう。

 

さて、このような流れでチロリアンランプを育てたら、増やしたいと思う方も多いですよね。

続いては、増やし方について詳しく説明します。

 

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チロリアンランプの増やし方!挿し木等のポイントは?

チロリアンランプは挿し木で増やすことができます。

それでは、時期や方法を説明しましょう。

 

【時期】

4月〜7月が適期になります。

開花後の剪定のタイミングで行うと、枝を無駄にすることがないのでおすすめです。

 

【用土・方法】

新しく伸びた枝を2節以上つけてところで切り口が斜めになるように切り、挿し穂とします。

挿し穂に雑菌が入ると枯れてしまうため、剪定バサミは清潔なものを使用しましょう。

 

蒸散量を緩和させるために、下側の葉は2、3枚半取り除きます。

用土は清潔なバーミキュライトや赤玉土(単用)を使用します。

 

挿し穂の切り口を1時間ほど水に浸けた後、倒れないように用土に挿し、明るい日陰で管理します。

 

【水やり】

乾燥に気を付けて水やりをします。

2週間~1ヶ月半ほどで根が出始めます。

 

【栽培のコツ】

挿し木全般に言えることですが、水切れに注意しましょう。

特に、チロリアンランプは発根までに時間がかかる場合がありますが、根が出るまで気長に待ちましょうね。

 

上記のような流れでチロリアンランプを育てられたら、寄せ植えに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

寄せ植えは、寄せ植えする植物同士でお互いを引き立て合い、美しい景観をアートのように楽しむことができます。

ぜひ寄せ植えでチロリアンランプの魅力を引き出してみましょう♪

 

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チロリアンランプの寄せ植え!コツやポイントは?

寄せ植えのコツとしては、生育環境が似ている植物同士で植えると管理がしやすく、寄せ植えを長く楽しむことができます。

チロリアンランプは水はけのよい土を好み、半日陰~日当たりが良い場所で育つことから、同じ条件で育つ植物と寄せ植えすると良いでしょう。

 

寄せ植えすると、提灯のように見える花の姿が、メルヘンで可愛らしい印象をもたらしてくれますよ。

それでは、寄せ植えをするにあたって、チロリアンランプと相性が良い植物をご紹介します。

 

【寄せ植えでチロリアンランプと相性が良い植物】

・コニファー

一年を通して緑色の葉を観賞する低木です。品種によっては10mにも大きくなるため、寄せ植えにする際は品種に注意しましょう。

水はけの良い土を好み、日当たりを好みますが日陰にも耐えられ、生育環境がチロリアンランプと似ており、おすすめです。

 

ナチュラルな印象の寄せ植えになります。

 

・ゲンペイカズラ

6月~9月に白色のがくに赤色の花を咲かせる草丈50~200cmにほどのつる植物です。

水はけの良い土を好み、半日陰~日当たりが良い場所で育つことから、生育環境がチロリアンランプと似ており、おすすめです。

 

チロリアンランプと同じく熱帯植物で、赤色の花が映える寄せ植えを作ることができますよ。

 

・アイビー

グランドカバーにもなるつる植物で、花は咲かず、葉を鑑賞します。

常緑性であるため、開花期間の長いチロリアンランプとの寄せ植えに向いています。

 

育てやすい一方、繫殖力が強いため、剪定を行うようにしましょう。

ナチュラルな印象の寄せ植えになります。

 

・ヒポエステス

葉が白、赤、ピンクなどのまだら模様の観葉植物です。

 

常緑性であるため、開花期間の長いチロリアンランプとの寄せ植えに向いています。

トロピカルな印象の寄せ植えになります。

 

チロリアンランプの特徴的な姿の花は寄せ植えの主役にもなるので、常緑の植物などを寄せ植えすると良い引き立て役となってくれるでしょう。

可愛らしいナチュラルな寄せ植えができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

しかし、せっかく育てたチロリアンランプが枯れてしまったりしたら、すごくガッカリしますよね。

そんなことがないよう最後に、枯れる原因や対処法についてお伝えします。

 

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チロリアンランプの花が咲かない!原因と対処法は?

チロリアンランプが枯れてしまう場合、以下の原因が考えられます。

・寒すぎる

・病害虫の発生

 

【寒すぎる】

チロリアンランプの耐寒度は3℃以上とされています。

0℃程度までは耐えますが、霜が降りる場所や、北風が当たる場所では枯れてしまいます。

 

鉢植えの場合は、冬は屋内で管理するようにし、地植えの場合は、風よけをしたり株元にわらを敷くなどして対処しましょう。

 

【病害虫の発生】

葉や茎が黄色く枯れこんでいる場合、立ち枯れ病が発生している可能性があります。

立ち枯れ病が発生した場合、治療する薬剤がありません。

 

やがて茶色く変色し、枯れてしまうため、残念ですが処分になります。

高温多湿や根詰まりが原因で発生しやすいため、鉢植えの場合は植え替えを行うようにし、地植えの場合は、剪定を行い風通しを良くして予防に努めましょう。

 

葉が食害されている場合、ハマキムシが発生している可能性があります。

葉の一部が巻いていたり、糸で綴り合わさっていた場合、ハマキムシが潜んでいます。

 

大量発生してしまうと食害によりチロリアンランプが枯れてしまうため、早急に対処しましょう。

 

巻いてある葉や表面に卵を産みつけられた葉は摘み取ります。

大量発生している場合は、市販の薬剤を葉の表面や中にかかるように散布します。

 

アブラムシが発生している場合は、テープや歯ブラシを使って落とすか、市販の殺虫剤を使用しましょう。

 

いずれの場合も、対処後に復活するかはチロリアンランプの生命力次第になります。

ですので、あらかじめ予防策をとっておくようにするとよいでしょう。

 

チロリアンランプは寒さに弱いことを念頭において、植え付け場所の検討や寒い時期の管理を適切に行うようにしましょう。

病気に対しては、水はけの良い土作りをし、風通しの良い環境を作ってあげましょう。

 

害虫に対しては、防虫ネットを使用したり、あらかじめ市販の薬剤を散布しておくなどの予防策があります。

日頃から、害虫がいないか、葉に病気が発生していないかチェックすることが大切です。

 

それでは、チロリアンランプの花言葉について、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回はチロリアンランプの花言葉から育て方についてお伝えしました。

 

チロリアンランプの花言葉は、ポジティブな花言葉がたくさんあります。

寒さに弱い花なので冬の管理を適切にしましょう。

 

チロリアンランプは挿し木で増やせます。

発根までは時間がかかることもあると覚えておきましょう。

 

寄せ植えは似た者同士でやると、ナチュラルな印象の寄せ植えを作ることができますよ。

寒さや病害虫は枯れる原因になるため、予防策をとっておきましょう。

 

花言葉もポジティブなものが多く、贈り物にも向いているチロリアンランプ。

ぜひ手に取って、育ててみてくださいね。

 

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