キンセンカ(カレンデュラ)花言葉は怖い?色別の意味もある?

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春に黄色い花を咲かせるキンセンカは花壇を彩る人気の花です。

そんな人気のキンセンカに怖い花言葉があるという噂があるのをご存知ですか?

 

大切な人にキンセンカをプレゼントしようと考えている人にとっては、かなり気になりますね。

今回は、キンセンカの全体の花言葉、色別や英語、フランス語などの花言葉の意味や由来をご紹介します。

 

最後に、誕生花と人気の品種についてもお話しますので、お楽しみに!

キンセンカ(カレンデュラ)の花言葉は怖い?

3〜4月の春に鮮やかな黄色やオレンジの花を咲かせるキンセンカ。

花壇や寄せ植え、切り花にも人気のある花ですが、花言葉が怖いという噂を見たり聞いたりして、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

 

実は、、、その噂は嘘です。

キンセンカには怖い花言葉はありません。

 

花言葉は以下の4つ。

1:別れの悲しみ
2:忍ぶ恋
3:悲嘆
4:失望

 

怖い花言葉ではありませんが、全体的に悲しい意味合いですね。

 

気になる花言葉の由来は、ギリシア神話に関係しています。

それは、水の精であるクリスティが太陽神アポロンに恋をしたお話です。

 

クリスティはアポロンに恋をしますが、アポロンはすでにレウコトエ王女と恋仲になっていました。

そのことを妬んだクリスティは王女の父に密告します。

激怒した王は娘である王女を生き埋めに。

 

そのことを知ったクリスティは自分の行いを恥じて、9日間地面に座ったまま空を過ぎるアポロンを見つめていました。

その後、やがてクリスティはキンセンカになってしまった。

 

このギリシア神話から、キンセンカには悲しい花言葉が付けられています。

怖い花言葉はありませんが、由来であるギリシア神話に生き埋めの描写があることから怖いというイメージが広がったのかもしれません。

 

キンセンカの花言葉がわかると、色で花言葉が変わるのか気になりませんか?

続いては、色別の花言葉についてお話しします。

 

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キンセンカ(カレンデュラ)の色別の花言葉

キンセンカには、黄色とオレンジ色の花があります。

 

同色系で似ている色同士ではありますが、花言葉に違いがあるんです。

黄色のキンセンカの花言葉は以下の4つ。

 

1:献身
2:慈愛
3:乙女の愛
4:変わらぬ愛

 

オレンジ色のキンセンカの花言葉は以下の3つ。

1:別れの悲しみ
2:失望
3:静かな思い

 

黄色のキンセンカの花言葉は、ポジティブな愛を表す言葉が多いことに驚きませんか。

本来、黄色の花の花言葉は不吉なものが多いからです。

 

〇マリーゴールド:嫉妬、絶望
〇カーネーション:軽蔑
〇バラ:嫉妬
〇ユリ:偽り
〇チューリップ:望みのない恋
  など

 

上記の花言葉に比べると、同じ黄色にもかかわらずキンセンカの花言葉は素敵だと思います。

 

なぜ、黄色のキンセンカの花言葉はポジティブな愛を表現する言葉が多いのかは不明ですが、春に咲く明るい黄色の花というイメージで付けられたのかもしれませんね。

 

しかし、オレンジ色の花言葉はキンセンカ全体の花言葉同様に悲しいものです。

そのため、誰かに贈るのであれば黄色のキンセンカを選ぶのがおすすめ。

 

ただし、キンセンカ全体の意味として受け取られると悲しい意味になります。

そのため、花そのものを贈るよりも、キンセンカオイルやハーブとして加工されたものを贈ると喜ばれるでしょう。

 

さて、キンセンカの色別の花言葉がわかったところで、英語圏のお友だちがいる方は、英語の花言葉が気になることでしょう。

そこで、続いては英語の花言葉と由来についてお話します。

 

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キンセンカ(カレンデュラ)の英語の花言葉と由来は?

キンセンカの英語の花言葉は以下の3つです。

1:grief(悲嘆)
2:despair(絶望)
3:sorrow(悲しみ・悲哀)

 

日本語のキンセンカの花言葉と似ていますね。

 

その理由は、やはり由来がギリシア神話にあるからでしょう。

また、英語圏にお住まいの方はキリスト教を信仰している方が多いですよね。

 

キンセンカは、キリスト教を迫害したローマ皇帝の象徴でもあります。

したがって、キリスト教ではキンセンカは否定的な意味合いで捉えられていることも花言葉が悲しい意味になる理由の一つです。

 

これらのことから、英語圏の方にはキンセンカをプレゼントとして贈ることは控えたほうが良いでしょう。

 

キンセンカの英語の花言葉がわかると、その他の言語の花言葉は?と思う方もいますよね。

続いては、フランス語の花言葉と由来についてお話しします。

 

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キンセンカ(カレンデュラ)のフランス語の花言葉と由来は?

フランス語のキンセンカの花言葉は、「Nous partageons votre peine」です。

直訳すると、「貴方の痛みを分かち合います」

 

花言葉の意味としては、以下の4つになります。

1:別れの悲しみ
2:悲嘆
3:寂しさ
4:失望

 

これらの言葉は、日本やアメリカでのキンセンカの花言葉と同様の意味になります。

 

由来は、同様にギリシア神話です。

フランスでは、キンセンカは昔から悲しみや心痛を表現しているとされている植物。

その言い伝えとギリシア神話は悲しみという点で共通の意味があります。

 

結果として、これらの花言葉になったのでしょう。

英語圏だけでなくフランス語圏の方にも、お祝いのプレゼントとしては贈らない方が良いかもしれませんね。

 

さて、いろいろなキンセンカの花言葉をご紹介しましたが、人にプレゼントしたい方は誕生花も気になりますよね?

最後に、誕生花と人気の品種ランキングも併せてご紹介します。

 

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キンセンカ(カレンデュラ)の誕生花!人気の品種はどれ?

植物には、誕生花という考えがあります。

誕生花と同じ誕生日の方は、その花の加護を受けたりその日にその花からの影響を受けたりすることができるという考え方です。

 

キンセンカの誕生花は以下の5日。

〇1月12日(黄色)
〇1月20日
〇2月8日
〇2月9日
〇3月26日(オレンジ)

 

キンセンカの誕生花は冬から早春に集中しています。

春の花なので、開花前では不思議に思う方も多いのではないでしょうか。

 

実はキンセンカには寒さに強い種類があります。

秋から開花して冬を過ごし春にも咲き続けるほど。

 

その種類は、冬知らずとも呼ばれています。

このような寒さに負けずに開花する品種があるため、誕生花も冬~早春なのかもしれませんね。

 

2月8日、9日は2日続けての誕生花なのでキンセンカをお部屋に飾ったり、キンセンカの加工品やハーブをプレゼントしたりすると素敵な2日間になるでしょう。

 

誕生花がわかったら、その日が誕生日の方や記念日の方にキンセンカをプレゼントしたいと思いますよね。

そこで、人気キンセンカのベスト3をご紹介します!

 

1:フィエスタ・ギタナ

草丈20㎝程度の矮性キンセンカ。

明るいレモンイエローからオレンジまでの混合で、花芯も色が豊かなのが特徴です。

 

八重咲きや二重咲き、二色咲きなどの種類もあり花壇や寄せ植えに活躍します。

 

キンセンカは、贈るには躊躇してしまう花言葉です。

そのため、「花言葉を気にしない」「キンセンカの花が好き」というガーデニングが好きな人にプレゼントしましょう。

 

黄色のキンセンカの花言葉にはポジティブな愛の言葉があるので、贈るなら明るい黄色を選んで花かごとして贈ると良いかもしれません。

 

2:冬知らず(アルベンシス)

キンセンカ・アルベンシスは寒さに強く、開花期が12~5月と冬から花が咲きます。

そのため、冬知らずという名前で流通しているんですよ。

 

花径2~10㎝ほどの大きさで、一重咲きや八重咲き。

花色も黄色やオレンジ、複色があります。

 

寒い冬から開花するので、花の少ない冬の花壇で大活躍するでしょう。

冬の花壇に鮮やかな花を植えたいと悩んでいる方へのプレゼントにおすすめです。

 

さらに、冬知らず(アルベンシス)は原種のキンセンカ。

その花はキンセンカオイルやハーブとしても使用することができます。

 

花言葉を気にする方には、キンセンカ・アルベンシスをオイルやハーブなどに加工してプレゼントすると喜ばれるでしょう。

 

3:まどかシリーズ

キンセンカの園芸品種であるまどかシリーズ。

その種類には以下の9種類があります。

 

1:モンブラン
2:ホワイトロール
3:オレンジバームクーヘン
4:アーモンドミルク
5:チーズトルテ
6:ハニーディップ
7:チョコクリームカップケーキ
8:オレンジフレーバー
9:レモンセミフレッド

 

まどかシリーズの特徴は、耐寒性とうどんこ病耐性です。

寒さには-10℃まで耐え、従来にはなかったうどんこ病への耐性があることから、非常に人気があります。

 

さらに、横張りが強く半球状に育つ特徴は、一株で無数の花を咲かせ花壇を鮮やかに彩ってくれるでしょう。

 

草丈も40~50㎝と切り花としても楽しめます。

花壇で冬からキンセンカを楽しみたい方、切り花としてもお部屋で飾りたい方へのプレゼントにおすすめです。

 

園芸品種とは言え、花言葉は悲しい意味になってしまうので花言葉を気にしない方に贈るように気を付けてください。

 

以上の人気のキンセンカを誕生花と合わせて贈ると、贈った人も贈られた人も幸せな気持ちになりますね。

 

ただし、贈る場合は花言葉に気を付けましょう。

場合によっては、贈る相手が花言葉を気にするかどうかもリサーチが必要ですね。

 

ギリシア神話やキリスト教の関係であまり良いイメージがないキンセンカは、海外の方へのプレゼントにはおすすめしません。

花としてよりもオイルやハーブとしての加工品であれば、喜ばれるでしょう。

 

それでは、キンセンカ(カレンデュラ)の花言葉について、最後にまとめましょう。

 

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まとめ

今回は、キンセンカの花言葉についてお話しました。

 

キンセンカ全体の花言葉は、怖い意味はありません。

ただ、「別れの悲しみ」「忍ぶ恋」「悲嘆」「失望」など、悲しいイメージになります。

 

黄色のキンセンカには、「献身」「乙女の愛」などポジティブな愛の花言葉。

オレンジ色のキンセンカは「別れの悲しみ」「失望」などのネガティブな花言葉です。

 

英語圏での花言葉も、日本の花言葉同様に悲しい意味合いになります。

フランス語圏の花言葉も、同様に悲しい意味を持っているので、プレゼントには控えたほうが良いかもしれません。

 

キンセンカの人気の品種は「フィエスタ・ギタナ」「冬知らず」「まどかシリーズ」をご紹介しました。

キンセンカの花言葉が、あなたのお役に立てますように^^

 

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