よもぎ茶って飲んだことありますか?
よもぎ餅、草餅は食べたことがあると思いますが、よもぎ茶はその「よもぎ」で作ったお茶です。
どのように作るのでしょうか。味や香りも気になりますよね。
また、よもぎ茶は出がらしも捨てずに使えるんですよ!
簡単なのは、入浴剤としてお風呂にで使う方法ですが、そのほかの使い方も色々あるので後でお伝えしますね。
今回は、よもぎ茶とはどんなものなのか、作り方や効能、そして出がらしの使い方についてもご紹介していきます。
目次
よもぎ茶とはどんなお茶なの?
よもぎ茶は、古くから民間療法や漢方薬として利用されてきたよもぎの成分を手軽に摂れるお茶。
よもぎ茶の味や香りは、意外にも親しみやすいんですよ。
味はやや苦みがありますが、香りは、そう、あの草餅の香りです。
すーっとしてクセがなく、誰でも飲み続けられるお茶ではないでしょうか。
そんなよもぎ茶には、どんな効果があるんでしょう?
よもぎは、漢方では「艾葉(がいよう)」といって、艾は「病を止める」という意味。
つまり、病気を止めてくれるとされる葉なのです。
そのよもぎで作ったよもぎ茶は、体を温め、血の巡りを改善する作用があり、冷え性、頭痛、生理痛、胃の不調、肌荒れなどに効果が期待できます。
私は、今日は身体が冷えてるなと感じるとき、よもぎ茶を飲むようにしています。
じわーっと身体が温まってきますよ。
また、よもぎには良質な葉緑素(クロロフィル)が含まれていて、これはコレステロールを低下させ、血液をさらさらにしてくれる効果があると言われています。
生活習慣病の予防にも効果がありそうですね。
※ただし、よもぎはキク科なので、キク科アレルギーの方は注意してくださいね。
ところで、こんないいことづくめのよもぎ茶、どのように作るのでしょうか。
入れ方にもいくつか方法があるんですよ。
続いて見て行きましょう。
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よもぎ茶には、大きく分けて
- 粉末
- ドライ
- 生
などのタイプがあります。
どれも簡単に入れられますので、手に入りやすいもの、やりやすいものから挑戦してみて下さね。
それぞれの入れ方をみていきましょう。
- 粉末
これは、よもぎの葉を乾燥させ、さらに粉末にしたものです。
市販されていますが、自分で作ることもできますよ。
自分で作るときは、よもぎの葉をよく洗って2~3日陰干しし、最後はフライパンで軽く炒ると完全に乾燥できます。
これをフードプロセッサーやミルサーにかけて粉末にします。
この粉末3~5gくらいを200ccほどのお湯か水に入れ、良くかき混ぜて飲みます。
アイスティーを作りやすいので、夏場は粉末が便利ですよ。
- ドライ
乾燥した茶葉から入れる方法です。
これも市販はされていますが、先ほどご紹介したように、自分でよもぎの葉を乾燥させて作ることもできます。
よもぎを乾燥させた茶葉15gを陶器の急須かティーポットに入れ、200ccの熱湯を注ぎ、3分ほど蒸らしてから飲みます。
熱湯の方が香りが強く出ますが、苦みが気になる方は、ひと冷まししたお湯を使い、蒸らし時間を長めに5分くらいにすると、まろやかな味になりますよ。
- 生
生のよもぎの葉を使う方法です。
農薬や虫などの汚れのない葉を使いましょう。
特に、先端の柔らかい部分にはアブラムシが潜んでいることがあるので、注意してくださいね。
生のよもぎの葉50gを良く洗ってから、適当にちぎってガラスのティーポットに入れます。
200ccの熱湯を注ぎ、7~8分じっくり蒸らしてから飲みます。
粉末や乾燥した葉で入れるよりも、よもぎの青々とした味と香りがかなり強く出ます。はちみつを入れると飲みやすくなりますよ。
ところで、よもぎ茶を飲んでいると、出がらしもどんどん出るんですよね。
これを捨ててしまうのはもったいない!
ということで、次は出がらしの使い方もご紹介しましょう。
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出がらしといっても、よもぎ茶はまだまだ使えます。
まず、手軽にたくさんの出がらしを消費できるよもぎの入浴剤をご紹介しましょう。
・よもぎの入浴剤
よもぎ茶の出がらしは、新聞紙などに広げて乾かしてためておきます。
これを1回あたり300gくらい、ガーゼの袋に詰めて、お風呂に入れます。
よもぎには血行促進作用があるので、肩こり、腰痛などに良いと言われています。
お湯が茶色くなるので、残り湯でお洗濯はやめておきましょう。
私はこれでシーツをほんのり草木染にしちゃったことがあります。
くれぐれもご注意ください。
よもぎ茶の出がらしは、お料理に使うこともできるんですよ。
こちらは私がよく作っている佃煮とよもぎ粥の作り方です。
簡単にできて美味しいので、ぜひ作ってみてくださいね。
・佃煮
<材料>
- よもぎ茶の出がらし 100g
- ごま油 大さじ2
- 水 400cc
- かつおぶし 10g
- しらす干し 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 白ごま 大さじ1
<作り方>
1.よもぎ茶の出がらしを細かく刻む。
2.フライパンにごま油を熱し1.を入れ、全体に油が回るくらいに炒める。
3.2.に水、かつおぶし、醤油、しらす干しを加え、水気がなくなるまで煮詰める。
4.最後に白ごまを混ぜて、できあがり。
簡単で栄養たっぷりの佃煮です。うちでは、おにぎりの具材としても重宝しています。
・よもぎ粥
<材料> 2人分
- よもぎ茶の出がらし 大さじ1
- 白ごはん 茶碗2杯分
- 水 500cc
- 塩 少々
<作り方>
1.白ごはんと水を鍋に入れ、弱火にかける。
2.よもぎ茶の出がらしは細かく刻む
3.1.が粥状になったら、2.と塩を加え、かるく混ぜて出来上がり。
よもぎがほわっと香るやさしい味です。
私は、食欲のない朝や、ちょっと胃の具合が・・・という時に良く作っています。
お餅を入れてもいいですよ。
この他に、よもぎを使った天然カイロもおすすめです。
これはよもぎと玄米や糠を布袋に入れたもので、電子レンジで温めて使います。
首が凝ったときや、おなかが痛いとき、生理痛にもいいですよ。じんわり温まります。
・よもぎの天然カイロ
<用意するもの>
- 綿の布(手ぬぐいやバンダナでOK) 1枚
- よもぎ茶の出がらしを乾燥させたもの 一つかみ
- 玄米 カップ1
- 糠 カップ1
- 粗塩 カップ1/2
<作り方>
1.綿の布で袋を作る。口は閉じないでおく。
2.よもぎ、玄米、糠を入れて、口を縫って閉じる。
3.600wの電子レンジに1分くらいかける。
4.温めたいところに当てる。30分くらい暖かさが継続する。
このカイロは繰り返し使えますが、続けて使うときは、間を4時間くらい空けてから電子レンジにかけるようにしてください。
長期間使わないときは、カビが生えないようにビニールの保存袋に入れて冷蔵庫へ入れておきましょう。
それでは、よもぎ茶やその活用方法についていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめます。
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まとめ
今回は、よもぎ茶の効果や作り方、出がらしの使い方についてお伝えしました。
よもぎ茶には、冷え性、頭痛、生理痛改善などたくさんの効果がありました。
よもぎ茶の作り方は3通り。
粉末、ドライ、生の葉から入れる方法をお伝えしました。
出がらしは、お風呂や、お料理、天然カイロにも使うことができましたね。
このように、様々な身体によい効果をもたらすよもぎ茶は、出がらしまでも捨てずに利用できる健康にもエコにも良いお茶です。
ぜひ草餅だけでなく、よもぎをぜひお茶としても楽しんでみてくださいね。
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