タラゴンとは?使い方や育て方のコツとポイントを徹底解説!

あなたは、タラゴンというハーブを聞いたことはありますか?

 

タラゴンは、名前だけ聞いてもピンと来る人の方が少ないと思います。

ですが、ヨーロッパではメジャーなハーブで特にフランス料理には欠かせないとされているってご存知でしたか。

 

あまりなじみがないハーブでも、使ってみると意外と好きな味や風味だったという事が良くありますよね。

ここでは、タラゴンってどんなハーブなの?という方に簡単にお伝えしていきます。

 

また、料理にはどうやって使えばいいのか?
育てるときはどんなことに気をつければいいのか?

など、疑問に思う方に向けて、使い方や育て方のコツとポイントをご紹介します。

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マロウブルーの味とハーブティーの作り方!育て方は難しい?

マロウブルーというハーブは、日本ではあまり有名ではないかもしれません。

なので、「何それ?初めて聞いた~」という方もいらっしゃることでしょう。

 

ただ、可愛い名前と鮮やかな花を咲かせてくれるので、ガーデニングの植物としてならご存知の方もいると思います。

マロウブルーは、体の不調を和らげてくれたり、色の変化を楽しむ事ができるんですよ。

 

ですが、

  • そのハーブティーっておいしいの?
  • ハーブティーはどうやって淹れるの?
  • 育てるのは難しいんじゃないの?

と分からない事は多いですよね。

そんな方のために、今回はマロウブルーの味とハーブティーの作り方、育て方についてご紹介します。

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チャイブとは?レシピと育て方のポイントを徹底解説!

あなたは、チャイブという名前のハーブをご存知でしょうか?

ネギのような見た目と香りを持つチャイブ。
日本では名前を聞いてピンと来る方は少ないかもしれません。

ですが、知ってみると日本人になじみのある味や香りなので、他のハーブよりも使いやすいです。

 

チャイブってあまり聞いたことないんだけど、どんなハーブなの?
どうやって使うの?と思われる方も多いのではないでしょうか。

 

きっと、使い勝手がいいという事に気づけばご自宅でも育てたくなると思いますよ。

そこで、今回はチャイブの説明と簡単なレシピ、育て方についてお伝えしていきますね。

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ディルの使い方と栽培方法!保存して長持ちさせる方法は?

特に魚料理との相性が良いとされているハーブのディル。

ヨーロッパなどでは古くから様々な料理に使われているポピュラーなものです。

 

ですが、日本の料理にはあまり使う機会がないですよね。

スーパーで売っているのは見たことがあるけど、どうやって使うの?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

せっかく食べるならフレッシュなものを楽しみたいけど育てるのは種から?苗から?
・・・と迷ったり、収穫後の保存方法が分からない方も多いと思います。

今回は、ディルの使い方や育て方、長持ちさせる保存方法をご紹介します。

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ナスタチウムの食べ方と育て方!増やし方のコツとポイントは?

初夏から秋にかけて、カラフルな花を咲かせるナスタチウム。

食べることのできる花(エディブルフラワー)として料理にトッピングされていたり、観賞用として親しまれていますよね。

ですが、スーパーなどではなかなか見ないので「そもそも食べられるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

 

食用としてだけではなく、観賞用としても楽しめることから、

「家でも育てたいけどどうやって育てるの?」
「長い間楽しむにはどうするの?」

という方もいらっしゃいますよね。

今回は、そんなナスタチウムの食べ方と育て方、増やし方のコツとポイント等をご紹介します。
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あしたばのレシピと育て方!保存方法はどうすれば良いの?

スーパーなどで見かけることは少ないけれど、れっきとした日本のハーブ「あしたば」。

青汁や健康食品に使われているイメージが強く、産地に住んでいない方は生で食べる機会は少ないですよね。

 

  • 「味は苦いし、クセがあって食べにくいらしい」
  • 「クセが気にならない料理のレシピってあるのかな?」
  • 「家で育てるとしたらどうやって育てたらいいの?」

等々、思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

収穫の時期には食べきれないほど採れるので「保存方法」を知りたい方も多いですよね。

今回は、そんなあしたばの簡単なレシピや育て方、長く楽しむための保存方法などをお伝えします。

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スペアミントの育て方と使い方!ペパーミントとの違いって?

ハーブと聞いて、まず最初に思い浮かぶのはミントではないでしょうか?

 

ミントは清涼感のあるすっきりとした香りでデザートの彩りなんかにもよく使われていますよね。

 

ミントには細かく分けると様々な種類があるのですが、

  • 家で育てる時はどんなことに注意すればいいの?
  • デザートの上に飾る以外の使い方って他に何があるの?

という方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで今回は、特に香りが穏やかで万人受けのするスペアミントの育て方や使い方についてお伝えします。

 

気になるペパーミントとの違いについてもご紹介しますので、ぜひ楽しみにお読みくださいね!

スペアミントの育て方!栽培方法の手順は?

スペアミントって、実はシソ科の植物であるっていう事をご存知でしたか?

香りが強いという共通点はありますが、シソと同じ仲間とはびっくりですよね。

 

ミントは生命力がとても強く、一度植えるとどんどん広がってしまうので少し注意が必要です。

少しだけ使ってみたいなと思う方はプランターでの栽培をおすすめしますよ。

 

では、育て方について6つのポイントに分けてお伝えします。

 

6つとも育てるのには大事なポイントになってくるのでしっかり読んでくださいね。

 

(1)苗の選び方

スペアミントの栽培に適しているのは春から初夏にかけての時期です。

 

ホームセンターなどでは意外と1年中見ることがありますが、春から初夏に出回っているものを選んだほうが良いですよ。

苗は緑が鮮やかで茎が太く、あまり伸びすぎていないものを選びましょう。

 

(2)用土

ハーブ用の土か、なければ野菜用の土を選ぶようにします。

ミントは乾燥にあまり強くないので、保水性のあるしっとりとした土が良いでしょう。

1株でも結構大きくなるので、複数株植える場合は20センチほど間隔を空けるといいですよ。

 

(3)置き場所(日当たり・風通し)

スペアミントは、日当たりは好きなのですが光が強すぎる場所では枯れてしまったりしおれてしまいます。

風通しがよく、直射日光の当たらない明るい場所に置いてくださいね。

 

(4)温度

適している温度は15℃~20℃です。

他のハーブと比べても生命力が強いのである程度の暑さや寒さにも耐えてくれますよ。

 

(5)水やり、肥料

スペアミントは乾燥にあまり強くありませんが、水のやりすぎも良くありません。

水が少なくなってきたら葉に元気がなく垂れ下がってくるので、それを目安にしてたっぷりと水をあげるようにしてくださいね。

 

肥料は基本的には必要なく、あげすぎると香りが弱くなってしまうので気をつけてください。

 

(6)収穫時期

基本的にいつでも収穫できますが、特によく育つのは5月下旬から9月です。

スペアミントは育ちすぎると通気性が悪くなるのである程度まとめて収穫してあげるといいです。

 

さて、ざっとご紹介しましたが、以上のようなポイントを押さえて、元気なスペアミントを育てましょう!

 

まあ、スペアミントは生命力が強いので、あまり気にかけなくても十分育ってくれるのがありがたいですよね。

 

ただ、スペアミントは最盛期にたくさん収穫できるので、

  • 飾りに使うだけだと消費するのは難しいな…。
  • 他の方法ってどんなものがあるの?

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな方のために、次はスペアミントの色々な使い方や簡単なレシピをご紹介します。

スペアミントの使い方とレシピを一挙公開!

スペアミントはさわやかな香りを持つので料理はもちろん、それ以外にもいろんな使い道があります。

 

ですが、「ミントって料理にちょこんと乗っているだけ」というイメージが浮かぶ方は多いのかも知れませんね。

 

清涼感があるので料理には合わないんじゃ…?なんて思っている方。

きっと、使ってみるとその相性の良さに驚くと思いますよ!

 

ここでは、前半でスペアミントの簡単な料理のレシピ、後半で料理以外の使い方をご紹介しますね。

 

スペアミントを使った簡単なレシピ

(1)ハーブティー&モヒート

スペアミントを使った飲み物といえばハーブティーとモヒートですよね。

スペアミントは胃腸の機能を整えたり殺菌効果で風邪予防にもなるので、食欲のない日や季節の変わり目などにぜひ飲んでみてくださいね。

(ハーブティー)

材料(1人分)

  • スペアミントの葉 5~10枚
  • お湯 200ml

 

作り方

  1. ポットやマグカップにミントを入れ、その上からお湯を注ぎます
  2. ふたをして3分~5分程蒸らしてできあがり

 

一番シンプルに味わうならこのハーブティーですよね。

甘みが欲しければ砂糖やはちみつを足してもおいしいですよ。

 

香りや味を見ながら自分の好きな分量を見つけてみてください。

 

(モヒート)(お酒が苦手な方は抜いても大丈夫です)

材料(1人分)

  • スペアミントの葉 10枚ほど
  • 砂糖 大さじ½~1
  • 氷 グラス一杯
  • ラム酒 小さじ1~お好みで
  • 炭酸水 100㏄
  • ライム くし形に切ったもの1つ
  • ミントの葉(トッピング用) 2~3枚

 

作り方

  1. グラスにミントの葉と砂糖を入れ、香りが出るまでつぶしながら混ぜる
  2. 1に氷を入れ、ラム酒と炭酸水を注ぐ
  3. ライムとミントを飾って出来上がり

 

ミントの葉を氷で押さえており、浮いてこないので飲みやすいですよ。

甘さはお好みで調整してくださいね。

 

(2)カリカリ豚肉とスペアミントのサラダ

  • 材料(2人分)
  • 豚バラ肉 150g
  • にんにく 1かけ
  • ごま油 大さじ1
  • レタス 3枚
  • 紫玉ねぎ 1/2個
  • 赤パプリカ 1/4個
  • スペアミント
  • パクチー
  • その他ディルなどお好みのハーブ

ドレッシング

  • 鷹の爪 1本
  • 酢 小さじ3
  • ナンプラー 小さじ3
  • 砂糖 ひとつまみ
  • レモン汁 ¼ 個分
  • 塩 ひとつまみ

 

作り方

  1. 鷹の爪は種を取って刻み、ドレッシングの材料と一緒に混ぜる
  2. レタス、スペアミント、パクチーは食べやすい大きさにちぎる
  3. 紫玉ねぎと赤パプリカは薄切りにする
  4. 豚肉は一口大に切り、にんにくは薄切りにする。ごま油を熱したフライパンでにんにくと一緒に豚肉がカリカリになるまで焼く
  5. 野菜と豚肉を盛り付けて上からドレッシングをかけて出来上がり

 

油が多くこってりしがちな豚バラ肉もスペアミントや他のハーブと一緒に食べるとさっぱりと頂けるエスニック風のサラダです。

スペアミントを普段あまり食べない方は新しい味の発見があるかもしれません。

 

(3)スペアミントを使ったチキンカツ

材料(2人分)

  • 鶏もも肉 1枚
  • 塩コショウ 少々
  • 小麦粉 大さじ2
  • 卵 1個
  • パン粉 大さじ6
  • スペアミントの葉 10枚ほど
  • 揚げ油 適量

 

作り方

  1. スペアミントの葉は細かく刻んでパン粉に混ぜておく
  2. 鶏肉は1枚を4等分に切り、塩コショウで下味をつける
  3. 1に小麦粉→卵→パン粉の順で衣をつける
  4. 170度の油できつね色になるまで揚げる

 

そのままだと少しくどくなりがちな揚げ物もスペアミントを使うとさっぱりといただけます。

鶏肉だけではなく、豚肉や魚などでも作ることができますよ。

 

ミントを使った簡単なレシピを4つご紹介しました。

今まであまり使ったことないという方も、ミントを取り入れた食事を作ってみてはいかがでしょうか。

 

(4)肉や魚の臭み消し

スペアミントは肉の独特な臭みを消したい時にもおすすめですよ。

一番相性がいいのは羊肉(ラム・マトン)ですが、食べる機会は少ないですよね。

 

他にも牛肉や豚肉などにおいが気になる時には、オリーブオイルとスペアミントを一緒に30分程つけておくだけでさわやかな香りが移り食べやすくなりますよ。

スペアミントの清涼感のある香りは気分のリフレッシュにもいいですし、肉や魚と合わせると臭い消しにもなるのでぜひ使ってみてくださいね。

 

そして、前述したようにスペアミントは料理以外にも使い方がいろいろとあります。

続いてご紹介しましょう。

 

スペアミントの料理以外の使い方

(1)入浴剤

スペアミントの香りを楽しむにはまずは入浴剤に使うのがおすすめです。

ご家庭にあるお茶パックなどに収穫したてのスペアミントを入れるだけでOKです。

 

量はだいたいご家庭のお風呂で10gほど(お茶パック1つ分くらい)が良いですが、肌が敏感ではなく、もっと香りが欲しいときは増やしても大丈夫です。

 

お風呂の中で揉むとより香りが引き立ちます!

頭をクリアにし、心を落ち着かせる効果があるので1日の終わりにぴったりですよ。

 

(2)虫よけスプレー

市販のものは香りが強くて苦手…という方や育てているハーブの虫よけにも使うことができるので一度試してみてはいかがでしょうか。

 

虫よけスプレーの材料と作り方

材料

  • スペアミント 20㎝くらいのものを10本~15本
    (他にも虫よけ効果のあるローズマリーやレモングラスを混ぜてみても香りが変わって楽しめます)
  • 熱湯 500ml

作り方

  1. 沸騰させたお湯の中に4~5㎝くらいの長さにちぎったハーブを入れ、冷めるまで放置する。
  2. 冷めたらハーブを取り出す。
  3. 抽出液をスプレー容器に入れて完成です。

 

この虫よけはアルコールなどを使っていないので長くても1週間ほどで使い切っていただきたいです。

肌に吹きかけるときには、必ずパッチテストを行ってから使用してください。

 

スペアミントって、本当にいろいろと使えるハーブですよね!

 

ところで、ここまでご紹介してきたスペアミント以外にも、ミントにはいろいろな種類があることを知っていましたか?

見た目は似ていても実は香りや形には違いがあるんです!

 

最後によく混同されがちなスペアミントとペパーミントの違いについてお伝えしていきますね。

スペアミントとペパーミントの違いって何なの?

皆さんがよくご存じのミント、実は1種類だけではありません。

 

代表的なものでもスペアミント・ペパーミントなどがあり、細かく分けるとなんと3500種類以上もあるんです!

 

ここでは、身近によく見かけるスペアミントとペパーミントの違いについてご紹介します。

 

スペアミント

(1)形状・見た目

よく見ると葉の先端がとがっており丸みを帯びています。

この形が槍に見えることから、「槍」という意味のスペアという言葉がつけられたんです。

別名チリメンハッカとも言い、葉の形はギザギザしておりちりめんのように葉脈がはっきりしているのが特徴です。

 

(2)香り

主成分は約60%含まれるL-カルボンとリモネンという成分が約10%含まれています。

ほのかに甘みのあるスーッとした清涼感と青臭さを感じます。

一般的にペパーミントよりは柔らかな香りとされているんですよ。

 

(3)こんな方におすすめ

  • リフレッシュしたい方
  • 脳の健康を維持したい方
  • 心を落ち着かせたい方
  • 胃腸の健康を保ちたい方

 

ペパーミント

(1)形状・見た目

よく見ると、葉に光沢があってつるつるしておりキレイな丸みを帯びた形をしています。

また、他のミントより緑色が濃い傾向があります。

別名はセイヨウハッカとも呼ばれていますよ

 

(2)香り

主成分はL-メントールという成分でキリっと爽快なスースー感は「これぞミント!」という香りです。

歯磨き粉などの生活用品にも使われていることが多く、あまりハーブに詳しくない方でもなじみのある香りですよね。

 

(3)こんな方におすすめ

  • もやもやした気分をスッキリさせたい方
  • 鼻炎など花粉症の症状にお悩みの方
  • ほてりなどを冷ましたい方

 

スペアミントとペパーミントって、同じようでかなり違うということがお分かりいただけたと思います。

ハーブって、いろいろ勉強していくと、奥が深くて楽しいですよね!

 

では、スペアミントについてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

まとめ

今回は、スペアミントの育て方と使い方、スペアミントとペパーミントの違いについてご紹介しました。

 

スペアミントは生命力が強いので多少お世話ができなくても丈夫に育ってくれます。

 

育て方のポイントは、水が足りなくなると葉に元気がなくなるのでその点に注意すること。

 

スペアミントの使い方として、ハーブティーや料理、入浴剤や虫よけスプレーなどをご紹介しました。

一度試してみてくださいね。

 

また、ぱっと見ると分かりにくいスペアミントとペパーミントの見分け方はいかがでしたか?

特徴や効果も少し違うので自分に合ったものを選んで使ってください。

 

爽やかな香りのスペアミント、あなたはどんな使い方をされますか?

バジルの保存方法!冷凍と乾燥のメリットとデメリットは?

昨今、バジルはスーパーでも簡単に買えるようになりましたし、家庭菜園で楽しむ方も増えてきましたよね。

 

だけど、すぐに使わないときもありますし、ある日思い立ってバジルを使おうとしたら傷んでいたというのもまああると思います。

 

そこで気になるのが「バジルの保存方法」です。

 

どうすれば、バジルを長い間楽しむことが出来るのでしょうか?

また、バジルの保存方法には、冷凍や乾燥がありますが、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

 

今回はバジルの保存方法、冷凍や乾燥保存についてご紹介します!

 

バジルの保存方法!変色させないことが重要?

バジルを上手に保存するために、とても重要なポイントがあります。

 

それは「変色させない」ということ!

 

バジルは、時間の経過や状態の変化から、黒く変色してしまうことがあります。

 

じゃあ、黒く変色してしまうのの何がいけないのか?

まず、バジルの鮮やかな緑がそこなわれれるため、見た目が悪いですよね。

 

さらに、黒く変色している=傷んでいる可能性があるため、食べることも出来なくなってしまい、せっかくのバジルが台無しです。

 

しかし、何故バジルは変色してしまうのでしょうか?

 

原因としては、以下のようなことが考えられます。

  1. 低温障害
  2. 収穫時に既に葉に傷付いて
  3. 洗ったあとに水気が残っていた

 

順番に見ていきましょう。

 

(1)低温障害

「低温障害」とは、冷蔵庫で保存するのが不向きな野菜やハーブに良く起きる現象。

不向きなのに冷蔵庫に入れるわけですから、生じる変色や腐敗などの好ましくない変化が起きるわけですね。

 

そもそもバジルは、インドや熱帯アジアといった暑い地域が原産地です。

なので、寒さには弱く、冷蔵庫で保存しようとするとバジルにダメージが蓄積されてしまいます。

 

その結果、バジルは低温障害を起こし、黒く変色してしまうのです。

 

(2)収穫時に既に葉に傷付いていた

バジルは、非常にデリケートなハーブです。

葉同士が擦れただけでも傷が付いてしまうことがよくあります。

 

あ、ほら、人間でも傷口にバイ菌が入って化膿したりすることがありますよね。

それと同じです。

 

収穫時に葉に傷が付いていると、その傷から雑菌が入り込んで傷みが進み、気が付いたときには葉が黒く変色してしまうのです。

 

(3)洗ったあとに水気が残っていた

バジルというハーブは水気を非常によく吸います。

なので、洗ったあとに水気が残ると、その部分から傷み、黒く変色してしまうのです。

 

以上のことから、

  1. バジルを保存するときに冷蔵庫にそのまま入れるのはNG
  2. バジルはデリケートなので傷付けない
  3. 水気はしっかり拭き取る

これらのことを頭に入れてバジルを保存しましょう。

 

とはいえ、そのまま放置する訳にはいきませんね。

だからといって、そのまま冷蔵庫に入れるのはバジルが傷んでしまいます。

 

じゃあ、どうすれば良いのか?

 

冷蔵庫に入れる以外の保存方法、それは「冷凍」と「乾燥」です。

 

そこで、次は代表的な保存方法である冷凍と乾燥についてご紹介します。

 

まずは、バジルの冷凍保存について見ていきましょう。

 

バジルの保存は冷凍で大丈夫?

よく「バジルを保存したいけど、冷凍しても大丈夫なのかな?」と悩んでいる方もみかけることがあります。

 

結論から言うと、バジルは冷凍保存してOKです。

 

ただし、そこにはメリットとデメリットがあることを理解しておく必要があります。

 

まずはバジルを冷凍保存することのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

  • メリット:収穫した時のようなキレイな緑のまま保存出来る
  • デメリット:冷凍すると組織がもろくなるため壊れやすい

 

収穫した時のようなきれいな緑のままであるなら、カプレーゼやマルゲリータといった、ペーストにせずバジルの葉そのままを楽しむ料理に使えそうですね。

 

しかし、組織がもろくなってこわれやすいのなら、不器用な人には扱いづらいかも…。

 

それを踏まえた上で、気になる冷凍保存の仕方をご紹介しましょう。

 

冷凍保存の仕方

(1)バジルは葉だけを摘み、ジップロックに入れます。

 

(2)バジルが重なったまま冷凍するとくっついて1枚ずつ取り出せないので、ジップロックに無造作に入れるのではなく、平らかつ重ならないように入れるのがポイントです。

 

(3)このときに水気が残っていたら、冷凍されたときに霜になってバジルが傷んでしまうため、キッチンペーパーで拭き取っておきます。

 

バジルを冷凍保存するときは、葉同士が重ならず、かつ水気をしっかり拭き取りが大切なのですね。

 

なお、冷凍保存したバジルは電子レンジや自然解凍すると黒く変色してしまい、せっかくの瑞々しさ失われてしまいます。

 

使うときは凍ったままで、最後にそっと料理に乗せるようにして下さいね。

 

気になる「保存期間」は約2週間です。

 

バジルの葉をそのまま活かすのであれば、冷凍保存が良いです。

ただ、ペーストのようにミキサーでかき混ぜてしまうのなら、葉が崩れても問題ない「乾燥保存」をオススメします。

 

じゃあ、どのようにすればうまく乾燥させることができるのでしょうか?

次は「乾燥保存」を見ていきましょう。

 

バジルの保存は乾燥がおすすめ?

乾燥バジルは、スーパー等で売っているのを見かけたことがある方は多いでしょう。

 

そうです、バジルの乾燥保存は、とてもポピュラーな方法なのです。

 

じゃあ、バジルをうまく乾燥保存するにはどうしたら良いのでしょうか?

 

まずは、冷凍保存と同じようにメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

  • メリット:保存期間は、冷凍保存より長い
  • デメリット:香りは、収穫時や冷凍保存と比べると薄まる

 

バジルの香りが薄まってしまいますが、乾燥して水気が飛んでいる分、冷凍保存よりは保存期間が長いのは魅力的です。

 

保存期間が長いということは頻繁に作らなくても良いので、忙しい人にもオススメです。

 

続いて、乾燥の仕方を見ていきましょう。

 

乾燥の仕方

(1)バジルの葉を洗っておきますが、水気はしっかり拭き取るようにしましょう。

 

(2)天日干し用ネット(ないならザルでもOK)に葉同士が重ならないよう並べ、ベランダなどの風通しの良い場所に吊るしておきます。

 

(3)2~3日してバジルの色が褪せて葉自体が縮んだら完成です。

 

中途半端に水分が残っていると後でカビが生えてしまうことがあるため、必ず完全に水分を飛ばして下さい。

 

乾燥したバジルはすぐに粉々になるため、それをスープやパスタの上に散らすと一段と美味しそうに見えること間違いなしです。

 

香りは水分と一緒に飛んでしまいますが、保存期間は冷凍保存したバジルより長いんですよね。

約1ヶ月持ちます。

 

なお、天日干ししている時間がない場合、電子レンジでも乾燥バジルを作ることが出来ますよ。

 

ただし、電子レンジで熱を加えすぎるとバジルが焦げてしまうことがあるため、様子を見ながら加熱するようにしてくださいね。

 

いかがでしょうか?

それでは、バジルの保存方法についてたくさんお伝えしましたので、最後にまとめましょう。

 

まとめ

今回は、バジルの二大保存方法、冷凍と乾燥保存について見てきました。

 

まず、バジルの保存方法は変色させないことが重要!

変色させないためには、冷蔵庫や水気、傷にはくれぐれも注意しましょう。

 

まずは、ビジュアルが良くなる冷凍保存の方法。

続いて、バジルが長持ちする乾燥保存についてお伝えしました。

 

どちらの保存方法を選ぶか悩ましいですが、収穫後2~3日くらいに使う予定があるなら冷凍、使う予定がないなら乾燥保存をオススメします。

 

保存を上手く利用してバジルを楽しんで下さいね!

ジャーマンカモミールの育て方と使い方!ハーブティーの味は?

ハーブティーなどでよく聞くことの多いジャーマンカモミール。

 

可愛らしい白い花を咲かせている時期は公園などで見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

青リンゴのような甘い香りが特徴的なことからギリシャ語では「大地のリンゴ」という意味があるんです。

 

そしてリラックス効果や安眠効果があることでも有名ですよね。

 

初めて育てる方は

  • 「どうやって育てるの?」
  • 「ハーブティー以外の使い方ってあるの?」

とよくわからない人も多いかと思います。

 

今回はそんなジャーマンカモミールの育て方や使い方、ハーブティーの味などをご紹介していきます。

 

ジャーマンカモミールの育て方は?6つのステップでご紹介!

カモミールには大きく分けて2種類に分けられるって知っていましたか?

 

ハーブティーなど主に食用で楽しむのが「ジャーマンカモミール」、

主に精油として楽しむのが「ローマンカモミール」と言うんです。

 

ここでは、食用で楽しむジャーマンカモミールの育て方のポイントやコツを6つに分けてご紹介します。

 

初めて育てる方でもわかりやすく書いていますので、よく読んで育ててみてくださいね。

 

 

(1)種まき

ジャーマンカモミールは、一度花が咲いたら枯れてしまう一年草のため長期間栽培する必要がありません。

そのため初心者でも種から簡単に育てることができますよ。

 

種まきに適している時期は3~4月の春ごろか、9~10月の秋ごろです。

種は小さく軽いので、まいた後の土はごく薄くかぶせる程度にしてくださいね。

 

(2)用土
用土というのは、育てるための土のことですね。

 

丈夫な植物なので、どのような環境でも強く育ってくれますが、ハーブ用の土か保水性のある水はけのよい土を選んでください。

 

(3)肥料

肥料は、種を植えるときの土に少量混ぜる程度でかまいません。

 

肥料を与えると根や茎ばかりが育ってしまい、花の数は減ってしまいます。

 

そのため、ハーブとして利用するなら、肥料が少ない環境で育てることをおすすめします。

 

(4)日当たり・置き場所

ジャーマンカモミールは、基本的に日光が好きな植物なので、日当たりの良いところに置くようにしましょう。

 

ただし、暑さには弱いので夏の直射日光が当たる所は避けてくださいね。

 

また、湿気のある所に置いてしまうと害虫が寄ってくる場合もあるので注意が必要です。

 

(5)水やり

ジャーマンカモミールは、やや湿り気のある環境を好みます。

 

ですが、あまり多くの水を与えすぎると根が腐ってしまうので、土の表面が乾いたら少量をこまめにあげる程度で大丈夫です。

 

(6)収穫

いよいよ収穫ですが、ジャーマンカモミールの香りがするのは主に「花の部分」だけです。

 

ですので、花が咲いたら適宜つみ取って使うようにしましょう。

 

さて、ジャーマンカモミールの育て方のポイントやコツについて6つに分けてお伝えしました。

 

ところで、ジャーマンカモミールは一度花を咲かせると、花を摘み取ったとしても次々と花をつけますよね。

 

使い方といえば代表的なものではハーブティー。

ですが、そんなに毎日は飲めない…と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで、次は、ジャーマンカモミールのハーブティー以外の使い方をご紹介しますね。

 

ジャーマンカモミールの使い方!3つの活用法でリラックス?

ジャーマンカモミールには、ハーブティー以外にも使い方が色々あるんです。

 

では、3つご紹介しますので、ご家庭でもぜひ試してみてくださいね。

 

(1)ハーバルバス

ドライハーブを浴槽に入れるだけで、カモミールの香りが浴室いっぱいに広がったハーバルバスを楽しむことができます。

お風呂に入れることで、肌にもとても良いですよ。

 

まずは、収穫したジャーマンカモミールを風通しの良い場所で2~3日陰干しにして「ドライハーブ」にします。

 

ご家庭のお風呂に使うなら約15~30gをティーパックなどに入れてお風呂に浮かべます。

たったそれだけで、香りによるリラックス効果で夜もぐっすり眠れると思いますよ。

 

(2)ポプリ

ポプリにして、枕元やタンスの中に入れることでジャーマンカモミールの優しい甘い香りを楽しむこともできます。

 

これも、ハーバルバスの時と同じようにまずはドライハーブを作ります。

 

ドライハーブを、香りが出やすいようガーゼや木綿の生地で作った小さな「きんちゃく袋」に入れます。

そして、香りを楽しみたいところに置いてみましょう。

 

市販のものは香りがきつくて苦手という方にも楽しんでいただけると思います。

 

(3)ハーブビネガー

香りのよいハーブビネガーは一度作ってしまえばバーブティーよりも気軽に楽しむことができます。

 

作り方をご紹介しますね。

 

  1. 前日に保存用の瓶を煮沸消毒しておく。
  2. 瓶にジャーマンカモミールのドライハーブ10~20gとリンゴ酢200㏄を入れる(好みや容器の大きさによって調整してください)
  3. 常温で1~2週間保存する

 

甘みを加えて炭酸水や豆乳で割ったり、ドレッシングを作る時に使ったり、水回りのお掃除にも使うことができますよ。

 

開封後は冷蔵庫に入れて早めに消費するようにしてくださいね。

 

このように、ジャーマンカモミールは、お風呂やポプリなどに使うことで、香りによるリラックス効果や安眠効果をより身近に感じることができますよね。

 

ただ、お風呂やポプリもいいけどやっぱりハーブティーで楽しみたいな…と思っている方もいることでしょう。

 

ても、おいしい淹れ方ってなかなかわからないですよね。

 

そこで最後に、ジャーマンカモミールの代表的な使い方であるハーブティーの作り方についてご紹介しますね。

 

ジャーマンカモミールのハーブティーの作り方!味や香りは?

ジャーマンカモミールティーには、上でもご紹介してきた通りリラックス効果や安眠効果が期待できます。

 

その他にも、胃腸の働きを整えたり、冷えの改善に役立ったりといろいろな効果があると言われています。

 

ですが、初めて飲む方はどんな味や香りなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

 

そんなジャーマンカモミールを手軽に楽しめるハーブティーの作り方や味、香りはどういったものなのかをお伝えしますね。

 

ジャーマンカモミールを使ったハーブティーの作り方

(1)ポットにジャーマンカモミールを入れます。(フレッシュなら花を5~10個、ドライならティースプーン1~2杯)

(2)そこに熱湯を200~300㏄加えて3分程蒸らします。(渋みが苦手な方は80℃くらいのお湯で抽出時間を短めにしてください)

(3)カモミールを濾して出来上がり

 

香りの強さや濃さはお好みで調整してください。

 

カモミールはフレッシュでもドライでも使うことができますが、両方とも鮮度が大事になってきます。

 

フレッシュの場合は収穫後すぐ、ドライの場合は乾燥後半年以内のものを使うようにしてくださいね。

 

乾燥後、時間がたったものを使うと薬臭さを感じてしまうことがあるので気をつけてください。

 

ジャーマンカモミールティーの味や香りってどんなもの?

 

ジャーマンカモミールの香りはリンゴに似た甘い香りと言われます。

ただ、アップルティーではないので初めて香りをかぐ方は少し驚くかもしれません。

 

ジャーマンカモミールはフレッシュとドライで香りや味の感じ方が異なってきます。

特徴を大きく分けると以下のようになります。

 

(フレッシュ)

  • さっぱり
  • すっきり
  • 苦みが少ない

 

(ドライ)

  • やや渋みと苦みを感じることがある
  • フレッシュより味や香りが濃い
  • ミルクティーに向いている

 

飲みやすさでいうとフレッシュのものの方が挑戦しやすいと思います。

 

フレッシュで楽しめるのは開花時期の限られた期間だけなのでぜひ試してみてくださいね。

 

そのままでは飲みにくくても、蜂蜜などで甘さを加えたりミルクティーにするとより飲みやすくなりますよ。

 

気になる方は一度両方試してみて、自分の好みに合った方を楽しんでみてください。

 

カモミールティーを飲むタイミングって?

ジャーマンカモミールティーは、飲むのに好ましいタイミングがあります。

それは、「就寝前」と「食事の時」なんです。

 

カモミールの効果といえば、リラックス効果と安眠効果。

なので、その効果を期待するなら就寝の1~2時間前にホットで楽しむといいですよ。

 

温かいお茶を飲むことで体温が上がり、その体温が下がるタイミングで人の体は眠気を感じるのでスムーズに入眠することができます。

 

そして、もう一つの効果は胃腸の機能を整えることと血糖値を上がりにくくすることです。

 

食事の前に飲むことで、胃の荒れを整えてくれたり食欲の回復も期待することができます。

 

食事の途中に飲むことでも血糖値を下げてくれる働きがあるので、好きなタイミングで楽しむようにしてください。

 

効果を実感するには毎日飲んでも1か月~3か月くらいの期間が必要になってきます。

効果を急がずに、まずは味や香りを楽しんでくださいね。

 

さて、ジャーマンカモミールの育て方や使い方についていろいろとお伝えしましたが、最後にまとめましょう。

 

まとめ

今回は、ジャーマンカモミールの育て方と使い方、ハーブティーの味や香りについてお伝えしてきました。

 

ジャーマンカモミールは一度花が咲いたら枯れてしまう一年草なので長く育てる必要がありません。

細かいお手入れを必要としないので初めての方でも挑戦しやすいです。

収穫した後のジャーマンカモミールは、ハーバルバスやポプリなどでも楽しむことができます。

 

カモミールティーはフレッシュとドライで印象が異なるので、両方試してみて好きな方を楽しんでみてくださいね。

 

ジャーマンカモミールのリラックス効果や安眠効果で、1日の最後をゆったりした気分で過ごしてみませんか?

カラミンサの育て方と増やし方!ハーブティーの味や香りは?

カラミンサというハーブの育て方を知っていますか?

 

初夏にきれいな花が咲く、ミントに近い香りがするハーブですね。

 

実は、カラミンサの語源は、美しいミントという意味なんですよ。

 

ハーブティー、ハーブバス、料理など、色々な活用方法がありますし、見た目もとてもきれいなので、家で育ててみたいですよね。

 

また、カラミンサには、ネペタとグランディフローラの2種類ありますが、何がどう違うのか気になるところです。

 

どうやって育てたらいいのか?増やす時はどうしたらいいのか?知りたいことが多いですよね。

 

ここでは、カラミンサの種類や育て方、ハーブティーの作り方などご紹介していきます。

 

では、早速、カラミンサがどういうハーブなのか、見ていきましょう!

 

カラミンサとは?ネペタとグランディフローラってなに?

カラミンサは、ミントに似た香りがするため「カラミント」とも呼ばれています。

 

そのままでもミントの香りはするのですが、葉っぱをちぎるとより強くミントの香りを感じることができますよ。

 

カラミンサにはミントと同じように、消化を促進してくれたり、発汗を促してくれたりするハーブです。

 

風邪の引き始めなどにも良いと言われているので、私は喉や頭が痛い時によくお世話になってます。

 

ところで、そんなカラミンサですが、見た目ってどんな感じなのでしょうか?

見た目もミントと似ているのかというと、それほど似ていません。

 

実は、カラミンサには2種類あって、それぞれ、ネペタとグランディフローラといいます。

 

では、この2つは何がどう違うのか?

 

ネペタは、花も葉っぱも小ぶりで、花は茎の近くでこじんまりと咲き、葉っぱはすこし厚めで楕円形をしています。

花の色は白や紫が主流で、かすみ草の代わりにも入れられるくらい、可憐な印象の花です。

 

反対に、グランディフローラは大きめの花や葉っぱがついています。

大きめと言ってもそこまで大きいわけではないのですが、茎の先からにょきっと外に向かって咲いている感じです。

 

葉っぱもネペタよりは大きめで、こっちの方が少しミントの葉っぱに似ている感じで、薄くギザギザの形をしています。

 

それぞれ好みがあると思うので、違いを楽しんでみてくださいね。

 

実は、そんなカラミンサは家でも育ててみたいという方は多いです。

家庭菜園で人気のカラミンサ、育てるのは難しいのでしょうか?

 

カラミンサの育て方!切り戻しは必要なの?

カラミンサは、かなり密集して育つ傾向があります。

 

そのため、花が咲くころには結構なボリュームが出てきて、咲いた花の白色がきれいで、ぱっと目を引くほどです。

 

育てるのはわりと難しくありません。

地中海の方を起源とするハーブなので、明るい陽射しの下でよく育ちます。

 

水やりも、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。

葉っぱがしおれかけてきたら、水をあげるという感じでもOKなくらい、強い品種なんです。

 

適度に世話ができる方でしたら、土が乾いてきたと思ったタイミングで水やりをしてあげると良いでしょう。

 

まあ、季節にもよるかと思いますが、月に1〜2度くらいを目安にしてみてください。

 

土はあまり密度の濃いものではなく、適度に粒の大きい土で、水はけや通気性が良い状態で植えてあげましょう。

 

また、虫なども特に付く心配はありません。

 

そして、このハーブの最大の特徴は、花が咲く時期がとても長いことなんです。

 

どれくらいだと思いますか?

せいぜい1ヵ月とか思ったあなた、全然足りません。

 

なんと、一度咲いたら半年ほど咲き続けます。

大体5〜7月頃に咲き始め、11〜12月くらいまで咲くんですよ!

すごいですよね。

 

一度で長く楽しみたい方にはぴったりのハーブです。

 

ただ、生命力が強いとは言っても、やはり植物ですので、きれいに咲き続けてもらうためにも、少しは手間を掛けてあげましょう。

 

花をきれいな状態で長持ちさせるために、切り戻しをします。

 

花が咲いた後、少し散ってきたり、伸びて全体の形が悪くなってきたら、思い切って短めにはさみを入れましょう!

 

なぜでしょうか?

 

それは、植物は上の方に優先的に栄養がいってしまうので、下の方の「これから咲くよ!」という花への栄養が足りなくなってしまうからです。

 

なので、下の方の花が、ちゃんときれいに咲けるように、3ヵ月に一度くらい、様子を見て切り戻しをしてあげてください。

 

もしも、切った方にまだ花がついていて、捨てるのがもったいない!と思ったら、花瓶に活けたり切り花にしてみるといいですね。

 

ところで、カラミンサが上手に育てられるようになったら、もっと増やしたい!と思う方は多いです。

 

では、続いてカラミンサの上手な増やし方について見て行きましょう。

 

カラミンサの増やし方は?寄せ植えにはポイントがある?

 

カラミンサは増やしたいと思わなくても、勝手に増えてくれるハーブではあります。

 

種が落ちたらそこからまた生えてくるので、特に手間をかけずとも、自然に増えて、毎年咲いてくれるのです。

 

ただ、何も手入れをしないままだと、ちょっとマズい・・・。

 

かなりのボリューム になって密集状態になり、水も栄養もきちんと行き渡らなくなってしまうんですよね。

 

なので、増え過ぎる前の「春頃」を目安に株を植え替える。

または、咲いてからの9~10月あたりを目途に「さし芽」をする方法があります。

 

株の「植え替え」ですが、これは春頃に株を分けて、他の鉢に植えてあげるだけです。

 

充分に株が大きくない場合は無理せず、新しい種をまくか、既に育っているカラミンサを購入しましょう。

 

「さし芽」ですが、これもある程度大きくなった太目の茎を10センチ程度切って、新しい鉢に植えます。

 

2~3週間ほどで新しい芽が生えてくるでしょう。

 

これでカラミンサが増えたら、ハーブティーにして飲んでみるのも楽しみですね。

 

ミントっぽい香りがするので、ハーブティーにも向いてますし、簡単・気軽にハーブティーができるのは嬉しいですよね。

 

では最後に、カラミンサのハーブティーの作り方、味や香りについて見て行きましょう。

 

カラミンサのハーブティー!作り方は?味や香りはどうなの?

カラミンサはたくさん育てられたけど、ハーブティーはどうやって作ったら良いのか迷う方もいらっしゃるかもしれません。

 

実は、カラミンサのハーブティーの作り方はとっても簡単なんですよ!

 

まず、お花はハーブティーにはできないので、葉っぱを使います。

 

そのまま生の葉っぱを使用してもいいですし、乾燥させてからハーブティーにしてもいいです。

 

乾燥させたハーブティーの方が、香りも味も強めに出ます。

 

生の葉っぱの場合は、ティーポットに葉っぱを10枚程度入れて、お湯を注ぐだけ。

 

乾燥させたものは、味の強さの好みにもよりますが、ティースプーン1~1.5杯くらいでしょうか。

 

通常のハーブティー同様、5~10分ほど蒸らして、香りが出てきたら完成です。

 

最初にも書きましたが、このハーブはミントの香りがするハーブなので、味も香りもミントティーに近い感じです。

 

ただ、ミントほど味も香りも強くないので、優しめのミントティーを想像されると一番近いでしょう。

 

スーッと軽めの爽快感と、すっきりした感じを味わえるハーブティーです。

 

では、まとめです。

 

まとめ

 

今回は、カラミンサの育て方や増やし方、ハーブティーの作り方等についてお伝えしました。

 

カラミンサは、ネペタとグランディフローラという2種類があります。

 

カラミンサは、太陽の下でよく育ちます。水は適度にあげましょう。

花が6か月ほど咲くので、長く楽しめる花です。

増やすときは、植え替えやさし芽をしてあげましょう。

 

ハーブティーにするときは、生の葉っぱでも乾燥でもできます。

 

優しくミントの香りがするので、スッキリしますよ~飲んでみてくださいね。